第87章 神化(しんか)
城でのおやつ中、所作が綺麗だと褒められた
うん…リヴェリアからお墨付き貰ったからね!
よかった(ほっ)
安堵の息を漏らす中、ある提案が起こった
あなたの石碑を立ててもよいですか?
その問い掛けに、私は口に含んだ茶を吹き出した
ラーファル王に丸々かかる中…
即座に椅子を蹴って立って、机の横に立って流れるように土下座した
ラーファル王「いや…(ふきふき)←ハンカチで顔を拭く
突拍子も無い提案をしたのは私だ。
だが…出来ることならば遺したい。そう願っての提案だ。
何より……」
ケイト「?」
ラーファル王「そなたの像の周囲は澄んでいる。
空気も、精霊達も、次から次へと生まれ出ている」
原初の神々『そりゃ本体だからね』深く頷く
『うんうん』
原初の始祖神の
と付け加えられる中、ケイトの周囲の『光の粒である精霊達』が挙って頷いた
そして――リヴェリアの像も、とも
ケイト「え?」
ラーファル王「……
原初の始祖神、原初の世界神、どちらも無くしては、今回の件が起こることは無かっただろう。
礼を言う。
ありがとう」お辞儀
深々とお辞儀をされた
膝に手を付き最敬礼よりも深く70度も首を垂れ頭を下げる…
今回の件に関して、本当に感謝していると述べた
それに私は、気にしなくていいと伝えた
自分に出来ることを、最善を尽くしただけだから
と
双眸を真っ直ぐに見つめ返して、淡々と真剣な表情で真っ正直に述べた
土下座してから立ち上がらず、その場に正座したままで答えた
頭をお上げ下さい、とも
ラーファル王「…しかし…」ぐっ←拳を握り締める
ケイト「……
ならばこうしましょう?」微笑
ラーファル王「?」
ケイト「今夜、一宿一飯の恩義に賜ります。
なので、その先払いということでお願い致します(お辞儀)
婚姻の挨拶も済んでおらず、結婚式に呼ばずにいた非礼も詫びたいので。
重ね重ね申し訳ございません。非礼をお詫び申し上げます。
それと共に感謝申し上げます。宿泊の件、食事の件、誠にありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。平に容赦を頂けると幸いです」土下座
ラーファル王「すっ)←椅子から立ちケイトの傍に膝を付き肩に手を置く
面を上げよ。
過ぎたことだ。水に流そうではないか。
共に温かな国を作って行こうぞ」