第87章 神化(しんか)
ケイトが居なければもっとヤバい事態になっていてもおかしくはなかった
それだけは確かだ…
これほどまでの発展は、ケイト無くして在り得なかったとだけ追記しておく
癌が消えてほんっっっっっっっっとうによかった
あれが生きてるだけでどれだけの混乱を呼び起こし、闇派閥への対応にどれだけ遅れをなすかわかったもんじゃない
済まない…話がズレた;
リヴェリアが穂先を立ててケイトへ向けた
と同時に、宝珠が次々に光っていくと共に穂先に光が集っていく
ケイト&フィン「「やばい!!)!!」」ぞっ!!瞠目
即座に、弾かれるように動いた瞬間
穂先の方向にあったものが一瞬で焼かれた
全てが…痕跡ごと――
ケイト「やべ…」ぼそ&ぽかーん
唖然とする中、なおも追撃は続く
ドドドドドドドド
走って行く先々で熱柱が立つ中、リヴェリアへ走って近付いていき、間近に迫った瞬間に蒼炎で飛んで上空に行く
そして太陽に重なったことで目を細めた瞬間、リヴェリアの背後の足元に着地と共に足払いをすると同時にウィービングを突き立てる
木の彫刻にいつの間にか切り替わっており、ケイトもまた同様に刺された
しかしケイトもまた…
リヴェリア「水か…やるな」微笑
ケイト「そっちこそ…
ってあ!;水だと木が強く」
リヴェリア「判断が遅い!!」かっ!!←穂先を向けると共に穂先が光る
ケイト「わわわわわわわわ←足元にビームが無数に立て続けに出され足踏みしながら避ける
わあああああ!!」脱兎の如く走って避け続けていく
こおおおっ!!←これまで放ってきた光が集い陣を為して白虎となって襲い狂う
ケイト「げええええ!!」ばっ!!←宙を飛んで抜け出そうとする
リヴェリア「甘い!!
仙樹の集い(せんじゅのつどい)――」
全ての木々が発光し、ケイトの全方位を囲い、
幻想の如く花が咲き乱れ、視界を惑わし、全方位から火の手となりて襲い狂う
かっ!!!
ぼごおおおおおおおおっ!!!!
凄まじい地鳴りと共に爆炎が猛威を振るう
凄まじい土煙が上がる中、蒼炎で張った球状の結界から不死鳥の如く現れた
ケイト「おま…え……ねえ」ぜえっぜえっ←ウィービングを杖にして立つ
リヴェリア「ふっ…種切れか」ぜえっぜえっ←宝珠の杖を同様に
『はあっ
(もうダメ限界』
ばたり
同時に倒れ伏した
引き分けか――
