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Unlimited【ダンまち】

第87章 神化(しんか)





この世界での出来事を書いてる側の世界、そこに居るケイトが原本

ケイトと同じ魂の全ては…
ケイトの魂を写したもの、写し身に外ならない


全ての魂の…全ての祖だ――全ての源だ



原本とは、物事の根本であり大本という意味合いでの表現だ



話を戻そう……

戦闘が始まって…
数分が経とうとしていた……


火と木では相性は火がやや上
緑と青では相性は緑が上
従ってケイトの方が有利だ

しかし…巧妙な立ち回りでリヴェリアは翻弄し続けていた

接近戦に持ち込ませない…
それが、リヴェリアが取った、ケイト対策だった


だが…ケイトはなおも不死鳥の如く火の幻影と化しながら、周囲へ無駄な安心感と共に微睡みを齎してくる
温かさを調整して動きを鈍らせる作戦だろう、現に木々は動きを鈍らせている、そしてドライガーがそれを必死に吹き飛ばしている

一瞬ごとに移動しながら、お互いに仕留めるタイミングを今か今かと待ち侘びている



さて…そろそろ、癌がオラリオに来て半年になる訳だが…

本来ならば、その日に狂乱(オルギア)が起きるはずだった
精霊の六円環、それも予備に1つ多く穢れた精霊を配置した上で
しかし…ひとりの存在で、容易くそれらが覆った


ケイトだ――



精霊王の半身であるケイトのお陰で、
『精霊王の権限』で『いつでも解除出来る+迷宮やモンスター達に捕らわれた精霊達を救助出来る』という環境によって、レヴィスもエインも攻めてくることは無くなった

ケイトの独断で、自身の力だけで解決したいという要望からそれを使うことはブランシェの時まで無かった訳だが…←2903ページ参照
それが功を奏してブランシェが迷宮内の精霊達を取り込み、モンスター達に捕らわれた精霊達をも取り込み、それによって…全ての精霊達を自由にすることに成功した

本体のアビスはブランシェに一度食われてから必死に逃げた際、セイ(アビスの良心)のみブランシェ内に留まった訳だが…セイはケイトが、アビスは僕が解除させて浄化した←2904ページ参照


何にせよ…闇派閥がクノッソスを配置した穢れた精霊ごと置いて逃げ出した理由は、ケイトにあると言っていい

ついでに言うと、ディオニュソスは癌ではないし癌を消す際にあまりにもの光景への動揺のあまり落下事故で死んで天界に帰り、フィルヴィスはロキ・ファミリアに改宗した


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