第86章 紡ぎ
フィン「それでも……
それでも…!!」
リヴェリア「待つ
たとえどんなに辛くとも
…あいつが、その気になってくれるまで…末永くな」微笑
フィン「リヴェリア;」
リヴェリア「済まない…私に言わせてくれ(微笑)
お前も想いは同じであることは知っている…
だが…私が言いたいんだ」
フィン「……
ふうっ…
やれやれ…わかったよ(肩すくめ)
言い出したら聞かないと言ったが…君も頑固者だね」片目瞑り微笑←5085ページ参照
リヴェリア「悪いな(ふふっ)←瞑目微笑
こればかりは…譲る気にはなれないんだ(微笑)
お互いにな」
父の血かな?似た者親子だねと茶化すフィンに
リヴェリアは笑って返した
フィン「ああ…
この場は譲るよ」
リヴェリア「恩に着る」
そして…ケイトではなく、当時(4377ページ参照)のように…
原初の始祖神の身体となったケイトと向き直った
腰の長さの純白の長髪、焦げ茶色の瞳、リヴェリアより高い身長の…口元を覆う純白のローブを纏った、肌は手足と鼻先より上のみで、純白のズボンと口元が見え隠れしている状態のケイトを――
彼女に…静かにリヴェリアは歩み寄った
リヴェリア「…お前の魂胆はわかっている(微笑)
乗っ取るつもりは無いと公言したお前が出てきたのも…
たとえもしその時が来ようとも…それでも……
私は…共に居よう
共に生きたいのは…私も同じだから
たとえどんなにこの世が苦しくとも、哀しくとも、辛くて、やり切れなくとも…
それでも……
私達は、共に居たい…ケイトだから……
大事にしてくれるケイトだから、大事にしたい…共に居たいんだ
その想いは変わらない…たとえどんな間違いに走ろうが、な…
また説教でもしてやる」微笑
アイズ「ぞっ!!!)…」瞠目真っ青がくがくぶるぶる←可哀想なほど震えている
『何をやったんだ&じゃ)…;』たらーり←リヴェリア凝視
原初の始祖神「ふっ…
変わらないな…
変わるはずも無いか…
愛しい人よ――ありがとう(微笑)
元に戻れそうだ…お前達が『在る限りは』
それをどうか――忘れないで」瞑目
そして…姿が戻っていく
小人族としての姿に…
無理をした反動だと理解していた
だが…
原初の始祖神『からかってやりました!』えっへん!
他に言い方(やり方)は無かったのか?(怒り)