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Unlimited【ダンまち】

第15章 人造迷宮





ベート「構うか!仕掛けてくる前に潰しゃそれまでだろうが!!」
『ぎぃぃ!!?』

次の瞬間、止まった周囲の前をベートが駆けて攻撃して蹴り潰した。


パーティーの隊列は以下の通りだ。


前衛位置にアイズ、ドン、ベート、
その後ろに馬車を中央に挟んでティオネとティオナ、

前衛と中衛の間にサポートメンバーである4人
アリシア、クルス、
ナルヴィ、ラウル、

中衛位置にフィン、ケイト、

後衛位置にガレス、リヴェリア、

殿にレフィーヤ、フィルヴィス。


ラウル「うわっ、落とし穴っす!」

ティオネ「気を付けて!周りにいくつもあるわ!!」

ケイト「私も、自分にできることを!!)

気に止めるな!
フルプレート及び馬車とドンの結界へ『落下不可』を付与!!(ぽおお)

これで空中でも思った通りに歩ける!!クリエイトで付与した!
足元気にせず、前や周囲だけ見て警戒しながら進め!!」

『おお!!!』得物掲げる
ティオナ「ナイスフォロー!」
リヴェリア「助かる!」
ガレス「やりおるわい」ふっ

足元に落とし穴がある中、そこに足を置いてもなお落ちずに駆け続けられる。


普通ではまずあり得ない奇妙な現状…

それに対して口々に感謝の念が告げられる中、僕はあることを考えていた。



フィン(ヴァレッタ…見ているな)

ヴァレッタは離脱していない。

15年前から6年前にあった『27階層の悪夢』まで、闇派閥との抗争の中で何度も衝突したことで相手の思考は熟知している。

いずれかの横道の中に潜み、こちらを窺っているだろう。
機を窺い、本命の罠にかけて畳みかけようとしているのか。


頭をそう回転させている矢先、巨大な十字路に差し掛かった時…大きな変化が訪れた。



親指が疼いた。

かつてない疼痛、親指が引きつるほどの虫の知らせ。

同時に、その理由を目の当たりに捉えた。


重々しく『扉』が響く音がする、その先にそれはいた。



パーティー中衛に位置する側面からそれは現れる。


集いに集った凶暴なモンスターが王に道を譲るかのように縦に割れ

そのさらに先の『扉』が解き放たれた先…赤髪の怪人(クリーチャー)、レヴィスが現れ、一瞬で眼前まで詰め寄られた。


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