第15章 人造迷宮
ヴァレッタ「出し物大会のお遊戯のつもりかごらあ!!!!?
ケイト「ん?お遊戯?
やっぱり可愛がるとかやるってそっちの意味じゃんか!戦いじゃないのに武器なんか持っちゃって!!(ぷんぷん)
この嘘つきー!武器使わないんなら取り出すなー!!」ぶーぶー!!
ヴァレッタ「誰が遊ぶっつったごらあ!!!」
ケイト「だってお遊戯って言ったじゃない?何言ってるの?」
ヴァレッタ「ぐわあああああああああああああああ!!!!!」
頭をガシガシかきむしる怒り心頭のヴァレッタに、僕らは同情するばかりだった。
どこかずれている…それだからなのかな?と僕達は揃って思った。
フィン「心中…お察し…するよ……ぷっふふっ」
ヴァレッタ「肩震わせながら言っても説得力ねえんだよ!!!
こいつの口止めてから言え!止めてから!!」
フィン「ケイト、彼女はこう言っている?
これからは戦いなのだから口や言葉は無用」
ケイト「?あんなにたくさんしゃべってたのに?無駄なぐらい」
どごおん!!
再び爆弾発言が投下された…;
ヴァレッタ「やっぱりてめえはフィンと同類だ!!(ぷるぷる)
てめえは殺す!!!
ぜったいころおおおす!!!!」大逆鱗
フィン「だからその…まあ……
君の言葉の続きはひじょ~うに気になるし、暇な時に是非聞きたいんだけど、今はその時じゃないから。
うん、凄く和むしとても面白いんだけどね?
君が入るとあの彼女とは会話にならないし、これから戦場になるだろうから、そろそろ戦いに集中して欲しい。是非頼むよ」ぽんぽん←肩に手を置いて二度叩く
ケイト「うん!わかった!頑張る!」
ほっ、これで少しは落ち着きを取り戻すかな
そう考えた矢先
ケイト「あの人みたいに無駄口叩くなってことだよね!」ビシッ!←ヴァレッタ指差す
ヴァレッタ「てめえやんのかごるぁ~~~!!!!!」
アイズ「煽ってる//」ぷるぷる
ティオナ「滅茶苦茶に煽ってる」
「思いっきり逆撫でしてる」
「しかも無意識で!!しかも悪意も一切なしに!!」げらげら
フィン「うん…ダメだ、止まらない^^;」
その時…僕は悟った。
ここまで行くと戦闘の緊迫感も緊張感も全て消し飛んでしまうことを…
でも逆を言うとリラックスできて、より力を発揮できるという点は変わりなかった。