第86章 紡ぎ
強力過ぎるので封印☆
ケイト「いやだあああああ!!」
トリリオン・ライト
左手で一塊にして放った直後、光に向けて走ってゆき
中空で叫びながら左拳を振り被り、己の全ての力を込めて一閃を解き放ち、強化するように叩き込む
一閃
で、最後に全てを叩き込んで強化したのも相まって――途方もない光に覆われる結果に終わった
テロップ『何時間経っても消えなかったそうです』
弱状態なら使っても良いよと言われた
ケイト「あ、よかった
ぐすんっ」
書記官「許容量があるから、そこを気を付けてね」
ケイト「うんんんん;ありがと;」
審査官「またね」
拘束官「精々気を付けろよ」
保定官「達者でな」
マチ「元気出しなよ?」ぽんっ、なでなで←頭の上に手を置いて撫でる
ケイト「ん;」こくこく
クロロ「くれぐれも無茶はせずにな」
ケイト「わかったあ;」
真偽官「もっと頼るね
全体の力を借りるのも頼るのもいいけれど…強化し過ぎれば毒ね」
ケイト「反省してます;済みません;」項垂れる
そうして…帰されて行った
それから後…トリリオン・ライトについて説明をされた
実在化している力の内、生きたいという意思
そこから5億分の9だけ貰って、5億分の10返した上で防壁を張って守ったんだってば
実在化の為に送っている分が1とした場合
0.000000018
100%の内、0.0000018%
その上で0.000002%を送り返して守る防壁とした
各々が持つ、消えたくない死にたくないという意思
それのみに手を付けた
他の実在化には全く影響を及ぼさないようにする為、最も小さくしたという
だが…無機物、有機物、生物、無生物、関係無しに、全てを実在化している為、あの世の枠組みからもこの世の枠組みからも幽現界の枠組みからも地獄果ては霊界神界に至るまで届き、滅多なことでは頼まない頼らないということもあってか…自分の力でなんとかするというスタンスだったということも相まって…途方も無い力が送られていた
闇の者が近付けないように、絶対に原初の神々界は愚か神界にも入れないようにしている理由は
始祖神を守る為だけでなく、延命させる為もあった
始祖神の寿命とは、全ての寿命だから――
その日――浄化を境に、癌の全てが存在したという痕跡(存在したことで発生した痕)から抹消された