第3章 家族として
ティオナ「心配したんだからー!!」
ケイト「ふぎゃ!;」
そう叫びながらティオナに飛び掛かられる中、私は耐え切れずぶっ倒れた。
ティオナ「ベート凄かったんだよ?あの捲し立て痺れた!
いいぞ!やっちゃえー!って♪」
ケイト「え?どんなの?」
ベート「黙ってろ!言うんじゃねえぞ馬鹿!」
ティオナ「えー!嫌だよ!本人に伝える義務はあるよ絶対!」
ベート「だから言わなくていいっつってんだろうが!!」
ギャーギャー!!
なんか喧嘩にまで発展しちゃった…;
ティオナ曰く、ベートは街の人達が私に行った理不尽な行為について散々に捲し立ててたらしい。
ロキ「ケイト、起きてもう大丈夫なんか?」
ケイト「う、うん」
アイズ「フィンから聞いたかもしれないけど…
Lv.5、ランクアップおめでとう」
ケイト「あ、ありがとう。でも一体何で?」
ロキ「階層主を1人で倒したからや。同じ方法でアイズたんがLv.5から6にランクアップしたんやで?
それも3体、1人で倒したことで一気にLv.4にランクアップしたんやろ。
でもって街の全てを修復と同時に、人の蘇生。
生き返った人を抱き締めながら号泣して喜ぶ人が大勢いたで。
遺体や生きとる人間拘らず全員を全快状態にした。
総勢100人を助けたっちゅうことで、それが【経験値】と認められてLv.4からLv.5にランクアップした。
そもそもああいう目に遭わされとるっちゅうのに、助けること自体が称賛に値するわ。
にしてもたった4日でLv.1からLv.5かあ…
反乱起きそうで怖いなあ;」ぼそり
アイズ「正確には3日と半日」
リヴェリア「動いて痛みは感じないか?」
ケイト「えっと…今の所はないよ?」
フィン「ともかく、今は休んでおいた方がいい。
食事も持ってくるよう手配させよう」
ケイト「そんな!;悪いよ!;」あわあわ
フィン「僕が言ったこと、もう忘れたのかい?」
ケイト「あ…」
フィン「頼ること」
ケイト「え、っと…//
よろしくお願いします//」ぺこり
フィン「うん^^」
そのまま強引にベッドに横にさせられた。
ステイタスの詳細については、昼になってからロキに聞かされた。