第85章 エラー
ティオナ「要するに…」
ケイト「言葉が通じねえってことだ!!!」
ティオナ「なるほど納得!!」
アイズ(ティオナばっかりずるい…!!)むーっ
テロップ『怒ってる場合じゃない!!』
げしいっ!!←アイズの八つ当たり(蹴り)が炸裂しテロップが結界の遥か向こうへ飛んでく
祟り神「ぐるるるるるる
がああああああああああああああああああああ!!!!」
凄まじいエコーの掛かった高音の咆哮、ハウルに…凄まじい念が伝わってきた
殺してやる、消してやる、どうなってもいい、消す、自分ごと消えたって構わない、よくも実在化させたな
纏めると、一緒に消えろ!!という凄まじい念だった
あまりにもの闇の波に近寄れない(気を抜いたり動けば吹き飛ばされる)中、ケイトが弾かれるように一瞬で僕達の前に飛び出し動いた
ケイト「死なないもんも、消えないもんも、ひとりとしていねえ!
だから――生きるって言うんじゃねえか!!!
その生を――お前の、勝手で…終わらせようとしてんじゃねえ!!!
お前の好きにしていいもんなんて、ひとりもいねえんだ!!!!」
天輪も天翼も上着もジ・オールの腕輪も…これまでの全ても、霊体も…魂の内の中に取り込まれ、魂ごと霊体が1つとなる
霊体の全て、幽体、全てが、1つの魂として完成する
ラーニェ「今のあいつは…霊体にも魂にも現れる影響を、全てコントロールしている」
完成形だ――
その言葉通り…全身にあった神の光が目の奥の魂のみに集い、全ての影響を無効化していた
ケイト「トリリオン・ライト(無限の生)」
光が集う
世界中の全ての存在が、実在化させている存在が、創世神の膜を伝って、ケイトの周囲に、光の粒となって、集まってゆく
無数の…光の束となって――
ケイト「これは――『生きたい』と願う意志だ
死にたくない、消えたくない、そう願う心だ!!
お前の好きにしていい人間なんて、命なんて、ひとつもねえんだ!!!
背負いもしないのに、好き勝手にすんじゃねえ!!!
(だっ!!)←祟り神に光を一塊にして放った直後、光へ走り出す
一人で出来ることなんて高が知れてるかもしれない
でも…だから…力を合わせて――今が!!あるんじゃねえか!!!!
一閃!!!
トリリオン・ライト(無限の生)✕一閃
合技――
アンリミテッド(限りの無い生)