第15章 人造迷宮
~ヴァレッタが現れてから(495ページ後)の他の反応~
ベート「おい、フィン…
てめえは変な女に気に入られる持病でも持ってんのか?;」
フィン「ティオネとケイトのことを言ってるのならそれは失礼だよ、ベート。
少なくとも二人は、彼女のように非人道な人間じゃない」
リヴェリア「まったく…ケイトはどこかずれているな;」
ガレス「それが未知の存在に見えて、恐怖を感じて拒絶したのじゃろう」
リヴェリア「そうして傷付けてこないとわかったら、一方的に傷付け続ける…か」
ベート「ただの一方的な暴虐行為だろうが」
リヴェリア「違いない」溜息
ガレス「されとる側は堪ったもんじゃないというのにのお」溜息
フィン「とりあえずケイトのあれを止めないといけないね^^;」
ヴァレッタ「空気を読むっつぅのはだな!!
余計な口挟んでくんじゃねえってことだよ!!」
ケイト「じゃあツッコミ所はいつツッコめばいいの?
時間が流れれば流れるほど味が落ちるってロキも言ってたよ?
ツッコむのは早い内がいいんだって」
ヴァレッタ「何教え込んでやがんだてめえのとこはああああ!!;」
口論し合うヴァレッタとケイトを尻目に、フィンはケイトへ歩み寄った。
~了~
それらの情報を明かした後、毛皮付きの長外套を着たヴァレッタは荒々しく叫んだ。
ヴァレッタ「フィン!てめーはクズだ!
私達からすれば悪魔みてえに最悪な糞野郎だ!!
てめーは27階層の救援に行かなかった!
情報を聞くなりフレイヤとガネーシャの連中を連れて、私達の主神どもを攻め入った!!
主神達が送還されて迷宮の中で『恩恵』が封印された私の恐怖…てめえにわかるか?何度モンスターに喰われそうになったことか!!」
フィン「心中お察しするよ。
でも君達が犯した所業を思えば哀れむには至らないな」
ヴァレッタ「スカしてんじゃねー!
壊滅した闇派閥なんざもうどうでもいい!だがてめえだけは許さねえ!
絶対に復讐してやる。私はそう誓った!!」
ケイト「んー?」腕組
唾を垂らし目を血走らせながら叫ぶヴァレッタに対し、ケイトは首を捻りながら考え込んでいた。
また変なことは言わないでくれよ?^^;