第85章 エラー
急に光がケイトの魂を包み込み、力が抜けたようにベッドの上で膝から崩れ落ちて倒れ伏す
ラファエル「あなたは高貴な存在なのです…お忘れなきように」
ケイト「いやどうでもいいんだけれども;
高貴だとかそういうのは;
だって…その人の役割なんて、別の誰かが決めるものでも無いでしょ?
結局は人が決めるものじゃなくて自分で決めるものだし、高貴だとか言われても今一ピンと来ないよ」
ラファエル「まあ!
ふっふっふっ^^」
始祖神「私と全く同じこと言ってる;」たらーり
ケイト「え!?;そうなの!!?;」ばっ!←始祖神を見やる
こくこく←原初の神々が一斉に頷く
ラファエル「そう気負うことはありません
あなたが居るだけでいいのです
あなたに何々を為せという意図はございません
あなたは…自然に、役割を敢行できる方ですから
己が身に定められし約定も
ああ…より一層混乱してしまいますね、この言い方だと^^
ふふっ
済みません」
ケイト「い、いや…
気にしないで、下さい
ありがとう」お辞儀
ラファエル「そうかしこまらずともよいのですよ?」
ケイト「でも…
お陰で…神に至れたから……
それまで…頑張ってこれたのも…あなた方が下地を作って下さったお陰だ
だから…その…//←苦笑交じりに後ろ頭を掻く
不躾で済まないが赦してくれると有り難いです//;」お辞儀
ラファエル「はい^^」
ケイト「下手でごめんね…敬語;」しゅんっ←肩を落とす
ラファエル「ふふっ
お気持ちだけで十分です
有難く頂戴いたします」恭しくお辞儀
ケイト「こちらこそ!(さっ)←同様にお辞儀
礼儀には礼儀で返したい」ぽつり
ラファエル「ふふっ…
本当…よく似ていらっしゃる^^//」ふふふっ^^
ケイト「え?」
ラファエル「瓜二つです^^あなた方は」
ケイト「…(瞠目)
…ふっ(微笑)
ありがとう
褒め言葉…だよね^^」
ラファエル「勿論でございます
生きて会える等…思ってもおりませんでしたもの
それ程に、希少なのです…
お間違えなさいませんよう、お心を」
ケイト「…わかった
気を付ける
あ!;敬語!;」
ラファエル「ふふふっ
お気になさらず
可愛らしい方^^//」口元に手を当てて笑い続ける
ケイト「…///
ありがとう//
そう思っていただけて…嬉しい^^//」