第84章 竜の巣
ケイト「人の本質は変わらない…
原初の始祖神は言った
『人は、自らを幸せにする為に他者を脅かし正当化する最も醜い存在だ』と
『だが…それ故の美しさも極稀に紛れている、そこから目を背けるな』とも
『それを持たないものが最も多い』と――(ぽおっ)←両の目が怪しく光る
私は知った…
癌の醜悪さを、人間の欲深さを、集団による正当化の暴走、恐ろしさを…
癌には美しさ等持たない…あるとしても上辺のみの飾りだけ
そこを見抜けず、歪みを与えているとも思わぬまま…自らを歪みそのものと化し、他者にまで拡げようと企む
「気付かないほどどうでもよかった」
その「癌」の「真意」を、「本性」を、「歪み」を、善だと「歪めた」
だから消える
そういった「面」から目を逸らし、「正当化する」
「癌」も、「癌」の信者も、双方「見ない」から消える
「自らの過ちを認めず、非を認めず、生かすことも無く、無駄にする」
「癌」とは…同類にさせる、新たな「癌(厄災)」を生む「呪い」でしかない
自らその魂の膜を食い破って――全てを消滅に至らしめる
手段を選ばない善は、他を一方的に脅かす、悪以外の何者でもない
たとえ悪意であろうと、善意であろうと、等しく悪だ
人の心に寄り添わず、痛まなくなった時点で、魂は歪み、ひずみを生む
自らで自らを殺す、自らを信ずるものすらも滅する、大罪そのものだ
「癌」の本性とは…それに尽きる
忘れるな――
繰り返すな――
二度と――絶対に」真剣睨視
原初の始祖神…次期原初の始祖神…双方の意思の合致する所だったのだろう……
今思えば…
醜聞や噂等に踊らされるな、という想いもまた…同じだったのかもしれない
ケイト「私の診断結果が出た!
あなたは自分にストイックで、目指すべきものの為に努力出来る人。
中性的な雰囲気があり、男性的なたくましさと女性的なしなやかさを併せ持っています。
普段は頼りがいのあるしっかり者ですが、信用出来る人には思い切り甘える可愛らしい性格。
何かしら強い信念があり、現状で満足しない意識の高さがあります。
風のように軽やかなスピード感でやるべきことをテキパキとこなします。
✔️ストイックな努力家
✔️たくましくしなやか
✔️テキパキとしたしっかり者
✔️実は結構ナイーヴ
✔️相手に完璧を求めてしまう
✔️かなりの戦略家」
