第84章 竜の巣
『……』
ケイト「…本当?;」たらーり
テロップ『ケイトは訝しんでいる!!』
機械を前にして、印刷された紙に書かれてあることを読み上げた後…
訝しむ表情を浮かべるケイトに…私は心中で呟きました
私達の前でだけ、私達にだけ、散々甘えん坊だというのにね…(ぼそ)
だがそれは誰の耳にも届きませんでした――
責任者「こほん。
間違いありません。
的中率500%!
相性占いもやっていますし、是非どうぞ?」
アスフィ「ま、まあ…やるだけなら」いそいそ
テロップ『行動が早い!!』
機械「データ入力中
相性検索中
相性:56%
どがっしゃあああああん!!!←問答無用でアスフィが銃(神器)を一瞬で出し撃った
責任者「ああああああああ!!うちの商売道具があああああああああああ!!!!;」頭抱え号泣
アスフィ「さあ次に行きましょう」ぐいぐい
ケイト「直してから行こう!!?;
泣いてるよ!;」
アスフィ「知りませ
責任者「500億ヴァリスもしたのにいいいいいいいい!!!!;
新進気鋭の最新設備がああああ;」えっぐえっぐえっぐえっぐ
壊れた機械の前で、その場に跪き咽び泣く責任者(中年男性ヒューマン)…;
ぴたっ←アスフィが足を止める
アスフィ「………←葛藤中
直してから行きましょうか;」渋々
ケイト「うんそうしよう!!;」だっ!!
直すことになった
一瞬で直しただけでなく機能もおまけして付け合わせておいた
元来、元々の性能は『魂を読み取り色も含めて本人の性格を正確に診断する高性能のもの』だったのだが…
そこに『相性占いの際は霊体の性格も読み取り、今世の役割上の相性も踏まえて診断出来る』よう追加した
その結果…相性診断結果は、107%になった
アスフィ「……まあいいでしょう//」こほん←まんざらでもない
ケイト「やったああ!^^」拳万歳←誰も壊れないで済んだ安堵から
責任者「よかった…本当によかった!
ありがとうございます!!」
ケイト「いえいえ、お詫びなんで」手を横に振る
申し訳なさそうに苦笑しつつ両手を合わせ再び謝るケイトに追従するように、私も謝りました
機械の見た目は…高さ160cm,幅30cmの縦長のデカい液晶に掌サイズの黒い丸(静電気除去シートの見た目)が付いているだけ
液晶が無く立体映像の場合もっと値段が上がるらしい
