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Unlimited【ダンまち】

第84章 竜の巣





一人として…これ以上死なせはしない


上辺だけの癌から、善人を守る為に、癌にさせない為に、私はこの世に生まれてきたんだ!
だから守る!お前達だから!

でも癌とそれを善人だと信じ切って、他に犠牲を強いるあまり悪人と成り下がっていることに気付かない、上辺だけしか見れない善人もどきは別だ
助けられない


私が産まれてきたのは、ヴェルフィンお父さんがヘファイストスの伴侶となることもあわさっている

だから…ヘファイストスは守られる
でもそれ以外の神は別だ
私が守らないと消える


神であっても、善人だと絆されれば消える
自らを強く持たなければ、歪みを善として歪める悪に染まり、癌になり、墜ち果ててしまう
地獄の底を踏み抜いて、それほどに闇として完成することで、膜は破け、魂は死ぬ、その存在ごと道連れにして…

だから……お前達を守れてよかった


守る道具…託すのならアイシャに渡すようにとルーカ達から言われていた
必ず、正しく役立ててくれるはずだからと

フリュネは自分の好きに使うから駄目、副団長の男も何考えてるかわからないから信頼できない
一番信頼できて、託すことが出来るのは…アイシャだけだと


私を拾って、大事に育ててくれた
一番の恩人で、だから狐人を最初に助けようとするアイシャを助けたくって一緒に暴れて…それなのに庇われて…私の分まで罰を受けてくれた
だから…助けたかった
一番助けたくて、力になりたい人だった
今も…

そう、言っていた


だから…信じるし、助ける
そこに理由なんて要らない(真剣)

ルーカが好きなら、私も好きだ(微笑)
ルーカの一番愛した人だから、今も愛して傍にいるから
助けて欲しいと何度も言われたから、だから助ける
これは私の恩返しなんだ

私の大事な人を、大事にしてくれた人への…

だから…気にしないでくれ^^


アイシャ以外にならカミラがいいとも教わっていた
だから…渡す相手は2人だけに限定した

一番重要な守る道具は勿論、アイシャに全部渡してね^^
トンズラかましちゃった」へへっ←悪戯っ子のように笑う

アイシャに…そう言の葉を紡いだ


アイシャ「ありがとう…そんなこと言ってたのかい」ぐすっ←涙ぐむ

ケイト「うん!
だっからあったまきちゃってさあ、癌に

だから初対面から嫌いだった」腕組&むすーっ!←1308ページ参照


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