第84章 竜の巣
ケイトは…次期原初の始祖神だ。
だから…原初の始祖神と次期原初の始祖神が力を合わせて、世界は成り立っている…
ケイトが世界の内側から、原初の始祖神が原初の神々界という外側(世界を二次元の一枚の紙として、三次元にあたる世界)から…
無自覚型の「癌」を善人と扱うことで歪んで消滅する世界、すなわち…世界が「癌」として完成してしまう「癌の世界」であったとしても、「癌」以外を100%実在化させる
そういった力を持っている
…と、言うより…力を合わせることで、世界限定で実在化出来るようになっている
つまり…ケイトが生きている間限定で、その恩恵に与れるという訳だ
及び、「癌」を善人だと扱ったもの(「癌」に染まったもの)はその限り(救済対象)ではない――
そればっかりは見る目が無いのが悪い
外側(外面)ばかりを見て、肝心の内側(本性)を見ることを怠った自分を怨め
としか言いようがない;正直に言ってだが…;
本当にどうにもしようがない為、この話題自体が憚られる…
「歪み」を善だと言う輩にはどうにもしようがない
ケイトが死んだ場合だが…「癌」の予防率が4分の1に落ちる
実は…ケイトが生きているだけで、下記の効果が見込まれる
「癌」にならない可能性、及び、「癌」の減少率を、4倍以上にまで跳ね上げることが出来る
ただ実在しているだけでこれだ…この世に生きているだけで桁違いなのは言うまでもないことだろう
その為に必要となる浄化力を身に宿すが故に、精霊達が無数に湧いて出ている聖域になっているという感じだ
原初の始祖神の力は…『実在化』と『自浄』に分けられる←4590ページ参照
魂は、光として完成すると同時に神に至る
その時、同時に魂の膜、『創世神の膜』による選別が行われる
その折、『創世神の膜』を与えられた存在が次期原初の始祖神
再三言ったが念の為ここでも述べておく
『創世神の膜』は光そのものであり神の力そのものでもある
そしてその力は『実在化』に特化している
新たに与えられるということは、『実在化』の力を与えられ、使えるようになるといった訳だ
そして『自浄』とは…元来、原初の始祖神そのものが持つ神の力に他ならない
「癌」にならないよう、他の『自浄』を強化する力
他者強化、青寄りの緑という訳だ←3635,4280ページ参照