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Unlimited【ダンまち】

第84章 竜の巣





原初の滅神『特別じゃぞ』ふうっ←一息撫で下ろす

ギンッ!!!
ケイト「目が恐い!!!;」真っ青&たじっ

言うまでもなく、目の前の変化に皆の目が光った;


我こそはと言わんがばかりの目だ…;(たらたら滝汗)



アイズ「……よろしくね」微笑

宿った術式に、面食らうでもなく…微笑んで受け入れていた

心なしか喜ばしくも見えるその顔は赤らんでいて、頬を染めており…
これまでにない落ち着いた様子を見せていた……


が…それとは対照的になるばかりだ;殊更周囲は;←振り返りたくない



『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』

燃え上がるを通り越して凄まじい熱気に駆られていた


後に――『竜の谷』と言う呼び名が定着し、当時の映像も込みで伝説の聖地として語り継がれてゆくこととなった;



フィン『人としての、生まれ持った本質から…定められた物事なんだ
少なくとも僕は…そう確信している

つまり…君が罰を与えようが、誰かが罰を与えようが、酷いことをしようが、酷いものだと処理されようが…
その価値観、在り方、その心、本質そのものが癌だから、どうにもしようがない…それが現実なんだ
それは決して揺るぎない

確かに…癌が悪として扱われるようになれば、歪みは無くなり世界までは消えずに済む
だが無理に歪め(押し付け)ようとすれば、君も歪みとされ兼ねない

無理に正すということは…歪みにもなり兼ねないんだ』

異世界で僕がケイトに言った言葉だ


「癌」とは――「人を大事にしない」

それは言い換えるならば――「目的の為に手段を選ばない」行為を指す
他者であれ自身であれ、否応無く、関係無しに、「歪める」
自らの願望と感情のみを見、人を見ずに押し付け、そのままに暴走し、手段を選ばず、罪も罰も受け入れず、責任も負わず、人に罪も着せ、罰も被せ、汚名も後始末や皺寄せをも背負わせ、そういった行為を徒に「繰り返し続けて行く」

「過ち(自らの非)」と認めることも無く、「気にすることは無い些末なこと」だと「歪めて」――
自覚的であれ、無自覚的であれ、容赦なしにその「歪み」は自らの魂を蝕み、信じてくれた愛してくれた人達の魂の膜をも歪めさせることを強制してしまう、本人の意思等関係無いとばかりに…

それを悪と言わずして何と言うだろう……

何度目かの溜息を零した


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