第84章 竜の巣
『なるほどな…』
納得した
それから話し合いは続き…
原初の清浄神
『世界や魂等の全ての管理が出来る力』
原初の調停神
『全ての公平性を見抜くことが出来る力』
原初の時空神
『全ての時空に干渉することが出来る力』
これで出揃ったね…
原初の始祖神
『魂の膜の状態を把握することが出来る力』
原初の滅神
『様々な次元(世界)を躯(からだ)に記憶出来る力』
原初の邪神
『「癌」をすぐ見抜くことが出来る力』
原初の清浄神
『世界や魂等の全ての管理が出来る力』
原初の廃棄神
『「癌」に流されず己を律することが出来る力』
原初の世界神
『全ての世界の把握が出来る力』
原初の調停神
『全ての公平性を見抜くことが出来る力』
原初の時空神
『全ての時空に干渉することが出来る力』
纏めると圧巻だね…
ケイト「……………」
アスフィ「ケイト?」
ケイト「……
時々…わからなくなる…←掌を拡げ、見つめる
自分でも……←顔を曇らせ、目を細める
原初の始祖神を蔑ろに扱う、犠牲を強いなければ存在出来ない立場で…
そればかりで満ち満ちている…この世も、あの世も…全て……
そんな人達を…守りたいとは思えない(苦悶)
でも守らないとと…思い込んでしまう馬鹿な自分がいる。
歯止めが利かなくなる…
どうしたら……
今の原初の始祖神を馬鹿にして、その優しさの上に胡坐をかいて、付け入るだけの連中に…怒りが増してしょうがない…!!」歯噛み拳を握り締める
フィン「自分がそう扱われるのはいいと?」
ケイト「いいよ!!
原初の始祖神が馬鹿にされるよりはずっといい!!
でも…
この後なんて、見え切っているじゃないか…
改善してくれるとは思えない、信頼できない」
フィン「それは……
確かに…僕達は、君達の犠牲無くして存在出来ない、今後も犠牲を強い続けていく立場かもしれない
ケイト「本当にね」
フィン「珍しく怒気が孕んでるね;気持ちはわかるけど;)…^^;
だけど…君を想う人は0じゃない。
原初の始祖神様を大事に想う人も…そこはわかるだろう?」
ケイト「………←無言の抵抗
うん」小さく頷く
フィン「………
だから許せと言いたいんじゃない…
怒ってもいい、泣いてもいい、ぶつけたっていい。
ただ……一緒に生きてもいいかい?」手を伸ばす