第84章 竜の巣
愛おしい想いを秘めた目で…アイズは遠くを、天に舞うケイトを見つめていた――←1306,1309,1310,1312ページ参照
アイズ(私は…ケイトが好き//(微笑)
――ケイトは、私が守る!)←1157〜1159,1298,1306ページ参照
胴上げが終わり、熱狂も落ち着きを見せ始めた頃…皆に伝えた
この世界が、癌になり掛けの世界であること
『次期原初の始祖神』である自分は、『自浄』兼『実在化』を施す『延命装置』に過ぎないこと←4590ページ参照
癌になりにくいように作用を及ぼすのは、『原初の始祖神』と『次期原初の始祖神』のみ
癌になる可能性は、『原初の始祖神』による『自浄』と『実在化』に伴い半減、『次期原初の始祖神』である自身による『自浄』と『実在化』に伴い更に半減
私がいることにより、既に『原初の始祖神』によって半減されている所を、更に半減している状態なのだと…←4593ページ参照
そういったなり掛けの世界を選ばれて、送られている身(魂)であること…
いずれにせよ決定権も無いし、自分に自由は無いこと…
道具と何も変わらないこと…
あの総帥が言っていた言葉の意味も含め…大して大差ないこと←4713ページ参照
題名:「癌」の完成
1.「人を見ない、自分という認識の強要」
2.「非を認めない、凝り固まった正当化」
上記の「2つ」が揃うことによって、魂は「癌」として完成
それと同時に魂の膜が「破裂」、魂としての終焉を迎える
その折、世界中に中身である「闇」が流布し、消滅の危機に瀕しさせる為、平行世界に至るまで「該当する魂」は全て消滅させる運びとなる
「癌」として完成した魂は、他の世界でも「癌」になる(確定事項)
自分に合わせろと好きに歪めまくる
願い(欲)の暴走
題名:原初の始祖神
全てと繋がる為、『絶対に癌にならない魂』のみ選ばれる(確定事項)
その為、次期原初の始祖神が生まれるまで1兆5000億年も時間が掛かった
全ての実在化を司り、原初の始祖神が死ねば全てが消える
そもそもが、創世神の親は、癌による消滅から守る為に、
創世神を生み出す際、絶対に癌にならないよう、染まらないよう、創った
それによって…『創世神』が『原初の神々』として8つに分かれた後もなお、『絶対に癌にならない、染まらない』という特性を有している
