第84章 竜の巣
ケイト「だよね…
残せるものにも限りがあるし、恐竜なんて化石でしか残せないし…
永遠に残ってるものなんて無いよね…」
原初の始祖神「……人は豊かな感情や他者を思い遣る心を進化させたとか、慈しむ心を持っているとは言われているけれど…
実際は、言葉の発展で伝える術が身に付いて、感情が見えるものになったから豊かに見えるというだけで、
動物達も慈しむ心はちゃんと持っているし、感情だって豊かだけど、ただ喋れないから伝わらないだけ、目に見え辛い、正しく受け取り辛いというだけで、ちゃんとあるのよ。
確かに…動物には、罪を擦り付けたり、歪めるなんてことは出来ない。
ただあるがままに受け入れるだけ。
だからより一層いいものに見えて仕方ないのかもしれない。
でも…それだけになってしまえば、困るものもある。
そこだけは忘れないで」
ケイト「………うん…わかった…
『今はまだ』…
だよね?」
原初の始祖神「ええ^^」
ケイト「わかった!
ありがとう^^
わかるまで付き合ってくれて」微笑
原初の始祖神「どう致しまして」チュッ
口付けをして再び体内に戻っていった
1兆5000億0000万0000歳
残り348年
これを人間の寿命に合わせて、全体が100歳として残り寿命を換算すると…
100歳
残り0.0000000232年=0.000008468日=0.000203232時間=0.01219392分=0.7316352秒
残り寿命が…0.7316352秒しかない…
人間にしてみれば…本当に、一瞬しか残されていない……
今…32歳の体だよね…この体は67歳で死ぬから…
残り寿命が313年の時に、あの世に行って、神界に行って、原初の神々界に行くには許可証、手形が発行されるから、手続きを行って…
原初の始祖神「事態が事態(超重要事態)だから、ちゃんとすぐ通れるようにしておくわね」キラキラ
ケイト「ありがとう^^
………そっか…
まだ…進化途中だったのか……
ごめんね…‥犯罪者ばっかりだから;犯罪ばっか進化してるから;(ずううん)
知能指数も進化してよ、自分の為にはならないってさあ;」
原初の始祖神「楽に走るかどうかもお試し中なの!それも込みで試練!!学び!!
本人の本性、中身がどうなのか証拠として残す為!!」
そっか…そういうことか;(納得)
