第14章 遠征
リヴェリア「所で…物置に閉じこもっていたが、それはもういいのか?」
落ち着いたのか?と遠回しに問うリヴェリアに、フィンは苦笑交じりに答えた。
フィン「ああ…心臓が破裂するかのように錯覚に陥ってね^^//;
つい、顔も見れなくて閉じこもってしまった//」苦笑
目を伏せながら照れ臭そうに笑みを浮かべるフィンに、私は必死にしがみ付いた。
ケイト「ダメだよ!!?心臓破裂なんてしたら絶対ダメだからね!!?;」半泣←真に受けている
フィン「ああ、わかってる^^//」くす&なでなで
ガレス「本当に…仲がいいの」
リヴェリア「本当にな」
真に受けて半泣きになりながら死なないでと伝えると
愛おしそうな想いを向けながらフィンは私の頭を優しく撫でてきた。
その目の前の光景に、リヴェリアとガレスはやれやれといったように目を伏せながら溜息を零す。
そのタイミングで、馬車が18階層に着いたと知らされる。
モールズ「おっ…あの時のか!売ってくれるのを楽しみに待ってるぜ!」
フィン「済まないが既に買い手がいるんだ」
モールズ「くそっ、あの時にもっとせがむんだったな」
ケイト「ああ!リヴィアの時の競売人のおじさん!」
モールズ「おじさんじゃねえ!;」
ケイト「名前覚えてなかったんだよね。メモメモっと」
モールズ「ほお?何て書くんだ?」覗き込む
ケイト「んっとね…『眼帯ジャイオニズム野郎、モールズ』!」
『ぶふっ』ぷるぷる
フィン「ぷっくくっ…済まない、モールズ。彼女に悪気はないんだ^^」ぷるぷる
モールズ「笑ってんじゃねえ!っつうか震えてんじゃねえか!;」
フィン「いや…彼女の表現は独特で、はっはっはっはっ!^^」
モールズ「独特じゃなくて毒々の間違いだろうが!;」
ケイト「でもモールズが仕切ってくれてるお陰で街が成り立ってるようなものだから」
モールズ「そ…そうかあ?//」←まんざらでもなさそうに頬をかく
ケイト「うん!だから特徴だけを捉えて覚えるよ」
モールズ「お前…ほんとに悪気ないんだろうな!?;」
ケイト「うん!!(きっぱり)
やましいことは何一つしてないよ!」挙手
モールズ「どんな理屈だああああ!!;」
『あっはっはっはっ!!^^』
そのやり取りに、笑い声が響き渡るばかりだった。
?滑稽なものでも見たんだろうか?