第84章 竜の巣
ケイト「んっと、メモメモ」かきかき
題名:原初の始祖神
全てと繋がる為、『絶対に癌にならない魂』のみ選ばれる
その為、次期原初の始祖神が生まれるまで1兆5000億年も時間が掛かった
全ての実在化を司り、原初の始祖神が死ねば全てが消える
それを見て満足気に頷かれた
書記官「………んっと…軽くサラッとでいい?」
ケイト「勿論!」こくこく
書記官「…警備って言うより、護衛の方が居て包囲網を形成してるんだよ」
ケイト「ふむふむ」二度頷きメモ
書記官「…創世神の心、主人格を司るから、創世神の膜は、ケイトを選んだ。
神に至った時に、創世神の膜を新たに与える、つまり…次期原初の始祖神として。
ここまではわかるよね?」人差し指を立てる
ケイト「頷)うん。
説明してもらったし」
わかると言うと、それに頷いて続けた
書記官「ここから話すのが重要事項。
創世神の膜が膜を与えるのは、原初の始祖神様のみ。それを除いては次期原初の始祖神様だけ。
で、それが君。はっきり言って、知らない人は居ない。あの世では。神界でも君の話が上がってるし…
そこで、知る人も増えれば狙う人も出てくるよね?」
ケイト「うん」
書記官「それから守る為に、護衛と包囲網が形成されているんだよ。
増えれば増える程、侵入したり、実在化の力を利用しようと目論む人も増えるから、今後も出てくる可能性があるし」
真偽官「厄介なゴミね」ちっ
審査官「こらっ。舌打ち厳禁」
拘束官「でも目障りなのも事実だろ」
書記官「そんなんだから安心出来ないんだよね…こっちに来るまでは。
原初の神々界には、どんなに行こうとしても行ける手段は限られているし見張られている、一挙一動全てが。
だから安心してもいいんだけれど…絶対はない。
ということで護衛が包囲網を築いているってこと。
これ以上近くには寄らないでって感じで」
ケイト「なるほど…
あれ…私、まだ神界に行く為の切符しか持ってない;
許可証」
書記官「うん…それはまた神界で届け出すれば原初の神々界には行けるから、君は」
ケイト「ほっ)…そ、そっか;」
書記官「だからそこは安心していい。
話を続けるけどいい?」
ケイト「う、うん;」こくこく←飲み込むので一杯一杯
書記官「そこで肝心になるのが…警備の出張、遠距離視察ってこと。天使が色んなとこ行って」
