第84章 竜の巣
メモの内容を見せてみた
題名:「癌」の完成
1.「人を見ない、自分という認識の強要」
2.「非を認めない、凝り固まった正当化」
上記の「2つ」が揃うことによって、魂は「癌」として完成
それと同時に魂の膜が「破裂」、魂としての終焉を迎える
その折、世界中に中身である「闇」が流布し、消滅の危機に瀕しさせる為、平行世界に至るまで「該当する魂」は全て消滅させる運びとなる
ケイト「長い?間違ってない?;」
書記官「いや…これまでにないぐらい簡潔に纏まってる」
ケイト「やった!」ぱあっ!微笑
書記官「癌として完成した魂は他の世界でも癌になる、ってのも追記しておいた方がいいかもね」
ケイト「オッケイ、わかった!」メモメモ
書記官「確定事項だしね」
ケイト「難しいね…ならない人もいるんじゃない?」
書記官「いや居ないから;
居たら癌じゃないって;
染まりやすい人って可能性もあるけれど、それだけならそこまで歪んだり合わさせられたりもしないから。振り払えるし。ブレずに」
ケイト「なるほど…癌に毒されて癌になっちゃう人も、平行世界に至るまで全て癌か」
書記官「まあ強ち間違いでは無いね。
極論だけど」
ケイト「ふむふむ…」メモメモ
書記官(出してく情報は慎重にしないとね…
何でも鵜呑みにしそうだし;
まあ自分の意見も言いつつって感じで、いい議論になりそうではあるけれど…)
ケイト「一ついい?」
書記官「何?」
審査官「何々?」
ケイト「包囲網とか警備とか、前に言ってたけれど…←4595ページ参照
原初の始祖神になるとどんな感じに過ごすことになるの?」
書記官「え゛」
拘束官「責任持って教えてやれよ、シャル」
真偽官「信頼できるようだからね、シャル」
審査官「任せたよ、シャル」
書記官「勝手に変なプレッシャー掛けないでくれない?^^;
(嫉妬?;」たらたら
3人『嫉妬じゃないし』
ケイト「?ん?」きょとん←わかってない
書記官「……えっと…;
事前に知りたい?;」
ケイト「勿論」こくり
原初の始祖神「任せたわね!♪」キラキラ微笑
書記官「……うっわああ;」困惑
テロップ『重い重い大岩がシャルの頭に圧し掛かっている!!!
これでもかと言わんがばかりのでっかい石!!!』
書記官「………ん~;
(兎も角…言える情報だけ小出しにしとこう;」
