第84章 竜の巣
重婚式の様子をダイジェストで映し出していた所で…
女キャスター『ニュース速報です!
水竜の巣と化していた所ですが…
観光している内に、高い場所に巣のようなものと一緒にあった古い卵が散歩中の水竜によって発見され、そのまま水竜が孵し、大昔の飛竜が孵ったとのことです!
同様に入り組んだ窪地にも同じく水竜によって発見され、そのまま孵した所、同様に大昔の地竜が孵ったようです!
どちらも人類と共存していたらしく、竜にとって住み良い環境であったことは間違いない、と考古学者は言っております』
飛竜、地竜、水竜、天地海の竜の巣と化していた所までニュースになっていた
女キャスター『そしてその巣があった所は保存され、迷宮となったようです』
ケイト「え…?」チラッ←振り返る
メイ「……ふふふっ^^
やっちゃった^^♪」
『やっちゃったじゃない!!!;』
後に…歴史上に置いて、竜の巣が、竜の谷と呼ばれることになった
テロップ『逆逆!!;』
あはははは……
済まない…
どうやら…頭が回ってないようだ……;(ふらふら)←頭痛の種のオンパレードに困惑中
(がくっ)←頭を右手で押さえその場に跪く
後に…神話上に置いて、歴史に置いて類まれなる功績であり、人類侵攻不可であった竜の谷が攻略され、誰もが立ち入り出来共存出来る『竜の巣』となったことから、呼び名を変える『大事な転換点』となったそうだ――
どんどん人類の歴史が覆っていくねえ!!^^
あっはっはっはっはっはっ!!!^^
テロップ『フィンは壊れた!!!;』
誰か…誰でもいいから…わかってくれないだろうか;(遠い目)
ケイト「……済みません;」
フィン「いや、君はそんなに気に病まなくていいんだ;
いい方に発展していっているんだから…悪いことではないし;
ただね…;」
アスフィ「急速過ぎる、そう言いたいのですね。
言いたいことはわかります;何となくですが…;」
ぐっ!!←フィンがアスフィの両手を握り締める
フィン「よかった!!
本当によかった!!!」
感激のあまり慟哭のような叫びになる中…;
ケイト「……‥;
なんか…;
よくないことをした気分…;」
ぽんっ
心中察するぞとでも言わんばかりにアイズがケイトの肩に右手を置いていた;
背を擦る人、頭を軽く叩き撫でる人もいた;