第14章 遠征
ラウル「思い出して下さい!!5歳半までの料理は!!?
泥団子なんかじゃないでしょう!?
思い出して下さい!!土なんて食べようとしないで下さい!;」
ケイト「……」
フィン「誰の腰に抱き付いて押し倒しているのかな?^^」ゴゴゴゴゴゴゴゴ&真っ黒←怒り心頭
リヴェリア「落ち着け。ケイトが迷宮の土を食べるのを防ぐ為だ。
怒りを抑えてやれ;(汗」がしっ!←フィンの肩を押さえ中
ぽとっぽととっ←ケイトの目から涙が頬を伝って零れ落ちる
ラウル「…え?;」
ケイト「おふくろの、味…あんなに、美味しかったのになあっ;;」
『…』じとー←ラウルに視線が集まる
ラウル「いっ!?;俺っすか!?;」ぎょっ!
『うんうん』こくこく
予期せぬ所で問題が発生したようだ。
ベート「……」ぽんっぽんっ←ケイトの頭を撫でる
ケイト「?どしたの?」きょとん
ベート「…今度、飯奢ってやる」ぽつり
『えええええええええええええ!!!!!??』
特にティオナとティオネが驚いていた。
ティオネ「一体どういう風の吹き回しよ!!?」
ティオナ「毒でも食べさせる気!!?」
ベート「んなわけあるか!!
まともな料理も食ったこと自体ねえみてえだから言っただけだ!!」
ティオナ「じゃあどこの料理食べさせる気なの!?毒専門店!?」
ベート「毒から離れろ!!豊饒の女主人に決まってんだろうが!」
ぎゃーぎゃー!!
いつも通り喧嘩が始まってしまった(ぐすん)
とりあえず涙は引っ込んだ。
フィン「小人族しかいない店がある。
『小人の隠れ家亭』といった所でね。
西のメインストリート、都市にとっては西南西にある小人専用の酒場だ。
店内は小人族(パルゥム)用に規格(サイズ)が調整されていて、店内の高さ、テーブルや椅子などの調度品も全て小さく作られている。
君にとっては少し小さく感じるかもしれない。でも懐かしい味を味わえるだろう。
この遠征が終わった後、一緒に行こう」なで
ケイト「うん!行きたい!ありがとう^^//」こく
フィン「おふくろの味と再会できるよう祈ってるよ^^//」なでなで
そうこうしている内も馬車は進み、18階層へと近付いていった。