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Unlimited【ダンまち】

第84章 竜の巣





『え?』

メイ「何で?」首傾げ

ケイト「布に落ちた墨汁。
水に落ちた墨汁。
想像してみて?どうなる?」
『そりゃあ…』

真っ黒になるね、落ちた部位が
水の場合は全体が


ケイト「それと同じ状態になるんだよ、魂が…
癌に染まるだけで、そういう歪みという行動を起こすだけで…

そして……


一度染まったものは、二度と元には戻らない」真剣
『!!』

フィン「なるほど…そういうことか!」さあっ!←血の気が引く
アーニャ「どういうことニャ?」半分寝ぼけて目を擦ってる←起きたばかり

アスフィ「つまり…!!

自らが神に至るまで…
いえ、神に至ったとしても落ちることは無い染色ということですか!!?」
ケイト「正解」こくり
『!!!?』

ケイト「頷)後者の認識で相違ないよ。

実在化してる側だからわかることなんだけれど…

原初の神々でない限り、落とすことは不可能。よっぽどの許可を得ないと無理。
癌に一度なった人、一度染まった人、そんな人を入れてしまえばアウトでしょ。
原初の神々界で癌になんてなられたら困る。だから神界でブロックされている。よっぽどのことが無い限り通さない。
神界よりも上、ここを二次元の紙としての三次元に位置している原初の神々界、そこに立ち入るには様々に渡る多種の手続きと神々の許可と厳密な審査が要る。

染まりやすい人はいるにはいるけれど、原初の神々が宿っている人が居れば大体歪みや澱みは落ちる。
癌による歪み、実在化の妨害の源である闇、それを浄化できるのは…『原初の神々』だけだ」真剣
『ええええええええ!!?』驚愕


フィン「………‥聞いてないんだが?;」

ケイト「いやだって、初めて言ったもの;
あれ?知らなかった?」
こっくり!!←皆が深々頷く

ケイト「あれ…?;

ごめん、皆知ってるものだとばっかり;
あれ?;」

ブランシェ「あのね;
ケイトは原初の始祖神様と記憶を共有しているけれど、他の人はそうでなくって;」
ケイト「あ、そっか!;
原初の始祖神様の記憶があって当たり前だったから説明するの忘れてたんだ!!;

ごめん!;失念してた!!;」合掌深々お辞儀


リヴェリア「………;

ケイト…;
原初の神々界の中に入れるのは、お前のお気に入りの人なら厳密な審査だけで通すことも可能だと言っているんだが…;
ある程度融通は利くと;」


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