第14章 遠征
ケイト「よし。よくわかった!
私は図体が人族(ヒューマン)並にでかいだけの小人族(パルゥム)だ!龍神との合いの子だ!
(偽装する為に父親の遺伝子も込みらしくて鼠経ヘルニアなったけど)
おまけにクリエイトを隔世遺伝で受け継いだ!のかな?
龍神様以外じゃ、それ以外考えつかないんだけども…隔世遺伝って見た目を受け継ぐほどだし。
たまたま人間の見た目、あるいは成長率を受け継いだだけのパルゥムってことなのかな?
なるほど。フィンやアミッドの言葉の意味がよくわかった。
パルゥムだってことが身を持ってよくわかったし。
ってあれ?男性のアマゾネスって確かいなかったよね?
アマゾネスは『褐色の肌を持つ「女性のみ」の種族』だって、前に種族についてリヴェリアから教わったし…
まあいずれにせよ、フィン以外じゃ妊娠しないってことがわかったんだからいいや。
そもそも小人族自体、フィン以外に知り合いなんていないし…
ドラゴンとの戦いの間に調べてたけど、よぉくわかった!」
龍『任せっきりにしてたくせによく言うよ!』ぼっ!!
異議を唱えるかのように、体外に出た龍の魔力は魔力を口から吹いた。
それが向かう先はケイトの後ろにいる敵。
魔石とドロップアイテムを残して灰と化した直後、それを丸々包み込んで魔力として喰らった。
ケイト「さてと、帰るよ。ありがとね」
龍『お安い御用』ふっ←ケイトの体内に戻る
ケイト「空間収納魔法で全て回収してっと。
忘れ物無し!馬車内へテレポート!!」
しゅんっ!!
馬車内に帰ると、そこには…フィンがいた。
ケイト「嘘!?;」
どっすぅん!!!
咄嗟に空中に浮こうとしたものの間に合わず、上から覆い被さるように着地してしまった。
フィン「……;」
ケイト「ごめん、フィン。まさかテレポート先に人がいるとは;」
フィン「いや、僕は別にこのままの体勢でもいいんだけどね?^^//;」
むにゅ
ケイト「あ、ごめん!//」ずさっ!!←後退る
フィン「…少し、残念だな//」苦笑&肩すくめ←起き上がる
押し倒して密着したままだったからか、胸が触れていたことに私は気付くのが遅れた。
で…
ティオネ「何どさくさに紛れて押し倒してんのよおおお!!!」
ケイト「これは事故!!;」おろおろ
ティオネに詰め寄られるのは止む無しだった…;