第83章 剪定
『……なるほど』
ケイト「……でも…助ける行為の差別化をしたら、癌と同じじゃ?
せめて助けないと」
フィン「癌で無いものと癌の違いは?」
ケイト「う;」
フィン「見抜けないだろう?」
ケイト「う~ん;
見抜けはしても確証がねえ;」
レイ「つまり…最初からわからない」
ラーニェ「キリがない」
アイズ「…わかってから…考える?;」おず挙手
『う~ん;』腕組み頭捻り
フィン「助けようとする行為に対して、傷付けてきていると喚き散らして邪魔以外しない癌という人間を逆にどうやって助けられる?;」
アイシャ「それこそ無理強いじゃないかい?;」
ケイト「そう思う、本当にそれ;」頷く
リヴェリア「一方的な見方で言ってくるからな」
ガレス「判別もな」
ロキ「どうにもしようがないわい」けっ
フレイヤ「ねえ、そんな話ばかりする暇があったら目の前のことに集中しましょう?」
オッタル「フレイヤ様の意のままに」お辞儀
ケイト「いや、その平穏の為にも方針決めとこうよって話じゃなかった?;」
アーニャ「兎も角癌は無視ニャ」
アスフィ「過度の干渉は控えるべし、と廃棄神に言われていますが」挙手
リュー「つまり干渉にならないように気を付けて距離を置くように、と」
ケイト「そもそもが癌を一瞬で見抜けんって;」
リヴェリア「過度の無理強いを、思い遣ってくれる方々に強いて回る、己が欲望のままに暴走を繰り返し続ける
だったか?」
フィン「先入観の元にもなる、一概には言い切れないな…
癌だと思えば、魂までは癌では無かったという落ちもあるそうだし」
ガレス「ややこしいことは考えんで、目の前の助けたいものを全て助ければよかろう」
ケイト「堂々巡りになってく!癌の話になるといっつもこうだあああ@@;」頭抱え突っ伏す
それごと背負ってくんだ、とは
たとえ誰か消えても他の人がしたこととして残り続ける、今という形は…全て変わらない、その尊さも、現実も…それごと背負うという意味なんだろうね
ケイト「とりあえず出来る限り助ける!癌であっても無くても!!
無理強いでない範囲で!!
後は死なないように気に掛けてやる!それ以外にない!!;」
パチパチパチ
リヴェリア「やっと総意が纏まったな」
ティオナ「うん!」微笑
アルテミス「簡潔にだがな」
ブランシェ「らしいと言えばらしい」
ノアール「ご尤も」頷く
