第83章 剪定
そればかりか…今回のように、狙われる危険性は増すばかりだ
『原初の始祖神』の真の力とは『実在化』…つまり、願い事が何でも叶えられるということでもある
身を削ってでも実在化させ、それでもなお意にも介さない者が群がるだろう
欲に身を任せた癌と同じような人間が、わんさか寄ってくるだろう…
だが…させない!
必ず守る!!
そう、想いを新たに固め、ケイトを腕の中に閉じ込めるように抱き締めた
ケイト「ありがとう
守ろうとしてくれて…大事に想ってくれて…
だから、怒ってくれたんだよね?」微笑
フィン「…//
ああ」こくり
ケイト「ありがとう^^(きゅっ)←小さく抱き返す
それとね…
犠牲だなんて思ってないよ?」
『!』
フィン「え?」がばっ!←驚きのあまり瞠目し、肩を掴んで身を離し顔を覗き込む
ケイト「必要だから
無駄にしない為に、皆を消させない為に
だからやるだけ
やりたいから…無かったことになんて、無駄になんて、させたくないから」かっ!!←同様に光がともる
フィン「!!」瞠目
その時…ケイトが言っていた言葉が、脳裏に浮かんだ
「消させて…堪るものか!!(ぎりっ!!)
もう二度と!誰も!!奪わせて堪るかあああああ!!!」
あの時…君が吐露した想い、涙ながらの叫びを――←1461ページ参照
霊体が神に至ったことで、元々神に至っていた魂が…顕現した
だからこそ…あの時、神の力を引き出すに値すると判断され、魔力を圧縮するだけで『神の力』を、『魂の力』を難無く引き出せたという訳だ←3670ページ参照
ケイト「俺の願いは…本質は…変わらないよ(微笑)
ね?始祖神^^」
始祖神「うんうんうんうん!!!」こくこくこくこく滝涙
ケイト「大丈夫?;どうしたの?;」
始祖神「何でも無いのおおおおおおおおおおおお;;;」
ケイト「はい?;」???;
リヴェリア「ふっ、こればっかりは変わらないな」瞑目微笑
ガレス「全くじゃ!がっはっはっはっ!^^」酒ジョッキ掲げ
『あっはっはっはっはっはっはっ^^』
ケイト「?;」腕組み訝し気頭捻り
テロップ『当然のことをしてるだけのつもりなのでわからない!!』キャー!!><//
いつものことである
とでもいいのかな?
ふふっ^^
……
ありがとうはこちらの台詞だよ……ケイト(微笑)