第83章 剪定
ジ・オール、フルバースト…創世神の膜…
そして――『剪定』
それらはそれぞれ…銀の腕輪、白いローブとして実体化していた
だが…天輪だけは、実体化まではなってはいなかった
それが――今、ここで成った
完全に溶け合った証として……
会えたから――――『自分を、互いを認める、愛し合う、愛し抜く心(愛)』に
全てが共鳴し合い、ひとつの存在と化した
全ての実在化した、実体化した全てが…ひとつとして―――
それがわかる
君に触れて、君を感じたい…だがそれをする訳にはいかない(ぎゅっ)←伸ばす手を止め中空で握り締める
今―――完成する所だから
ケイト「なんか…目まで覆われてるんだけれども…」
始祖神「それが本来の形」
ケイト「????
へ?」きょとん
始祖神「簡潔に言うと…魂は額の奥6.8cmの位置にあるの、誤差はあるけどね
それを覆うとなると同じく6.8cm、つまり…額の中心から目の下まで覆う形になるのよ、必然的にね」
ケイト「なるほど!」
始祖神「大事なのは『心』…
その『在り様』よ
私を…世界を…愛してくれて、大事にしてくれて、想ってくれて、ありがとう」微笑
ケイト「…こちらこそだよ^^//」
始祖神「くす)これから…大変なことがいくつも待っている
でも…大丈夫
あなたは……どんな闇も、光に変えることが出来るから
闇を光に変えることの出来るもの…
それは、闇に決して染まらないからこそなれるもの
択ばれるものはいずれも皆、そうなの…私も、あなたも……全ての根幹となれる存在は
だから――あなたがあなたである限り、闇に染まることは決して無い
永遠に、絶対に…在り得ない
そういうものだから
大事にしてね…自分を、人を、全てを……絶対に」
ケイト&始祖神『諦めてはダメ』
始祖神「!!」瞠目
ケイト「へへっ^^(両腕を後ろ頭で組む)
大丈夫…わかってるよ
油断はしない!日々精進!!
頑張り抜くよ…俺として、ケイトとして……皆、待ってるから^^//
大好きな皆が…さ
愛してる(微笑)
好きなんだもん…思い通りに行かない、全部が!←両腕を拡げる
大好きだから……最期の瞬間まで生き抜くし、大事にするし、愛し抜くよ…消えるとしても、そうでないものだとしても、変わんない…愛する存在であることは