第83章 剪定
だから…大丈夫だよ、お母さん^^
ありがとう…
一杯、与えてくれて、教えてくれて……
愛してる」微笑
始祖神「私もよ――」ぎゅうっ!!
そして…中に入って行った
ケイトの額から、そっと静かに
人型から光に変わって、魂となって、再び一つになって強固な結び付きとなる
その折…再び天輪が光が強まって、脈動するかのように瞬いた後に鎮まり……『ひとつの帯のような光の輪』として完成した
ダイの竜魔人の時と同様に、『額と髪型に完全に同化』しており、取り外せない
加えて言うが、目も下まで覆う形になっている
額の中央から目の下までの長さ、幅6.8cm,厚さ8mmで頭を覆うヘッドバンド型の輪っかだ
額当てと言ったが、それは目全体を覆う部分が透明だからだ…それも額に至るまで
それ以外の全体は透明では無く白一色で、竜魔人の時のように髪色の影響を全く受けない、『創世神の膜』のように中の色も光も一切通さないものだった
ヘッドバンド型のゴーグルにも見える、光の輪っかだった
君を感じたい――
そんな想いと共に、ケイトを抱き締めた
他の皆はそわそわと…どこかへ歩いて移動して行った
ぎゅうっ!!
ケイト「!」
ケイトが瞠目する中
攻撃ではないと判別されたのか…僕の抱擁は優しく受け入れられた
フィン「ケイト……」
ケイト「?」
フィン「そう気に病むことは無いんだ
君のせいで、とか…思わなくていいんだよ
君は…ちゃんと背負うことが出来る、見ることが出来る人間だ、そして…その幸せを望み、願い、動くことが出来る
そこが人として、一番大事なものだと、僕は思うよ
だから……自信を持って、生きてくれ
君自身も、君も、守ってくれ
僕も守るから
言われなくても…たとえ――望まれなくとも
それでも…愛したいんだ……君自身を」微笑
ケイト「私(霊体)も…同じ気持ちだよ
俺も…
今(今世)も、昔(前世)も、変わらず…お前を愛したい
世界中の誰よりも、何よりも…お前が好きだ、愛している(微笑)
たとえ――何があろうとも、望まれなくても…お前が大好きだ、お前が一番なんだ」
フィン「ああ――僕もだよ^^」ぎゅうっ!!
顔を合わせて言う中で、再び抱き締めて頬を擦り寄せた
が
ケイト「勿論――お母さんもね^^」
フィン((くす)――君らしい^^)