第83章 剪定
でもそれを忘れてはダメ――とても大事なものだから
大事に想うが故の心痛だから……
それを廃してしまってはダメなの…癌になってしまうから」
ケイト「……‥」唖然
始祖神「くす)
大丈夫よ…あなたは(微笑)
信じてるから^^
世界中の誰よりも…あなたは、1兆5000億年の中で産まれてきてくれた
私も、癌も、全部大事だと想ってくれた、慮ってくれた
だから…択ばれるの、世界の闇を司る唯一の光として、神として」
ケイト「世界の闇の根源…?;」たらーりガタガタ
始祖神「あ、変な意味じゃなくてね!←あわあわ
闇であっても光であっても自分の好きに消して回らない、実在化、つまり存在を司るって意味で言いたかったのよ!
あなたは…私だから
全く同じ存在だから……
癌は次元を超えて、全世界を蝕み消して行く
たとえアニメであれ、漫画であれ…それをいいことだと歪める人は癌となって消える
それを止める為、減らす為、消えるものを少しでも無くす為に…あなたが戦っていることも、私は知っている
それを…誇って欲しいの
だってあなたは…どちらも大事に想っての、全部を大事に想っての、根源だから、それ故の怒りだから、粗末に扱われたことへの
よかれと想ってのもの
だとしても背負わなくていいことになんてならないの
でもあなたは…全てを背負うことが出来る強さを持っている
底知れない強さを――それが、それこそが、択ばれる原点、全ての根幹」
ケイト「俺に…出来るだろうか」
始祖神「出来るんじゃない…するのよ
これまでも…これからも…あなたは…立派に役目を果たしてきたじゃない
そうしてきたじゃない
あなたが生きている、それだけでいいの
だって…あなたは……癌でさえも救おうと、助けようと出来る人だから…どんな悪人であっても、幸せであって欲しいと望める人だから
そう動ける――強い人だから、誰よりも、心が
そして――それらで取った行動を背負い、次の行動に起こせる
それが一番、大事なこと
思い遣りを、配慮を、蔑ろにしない為に、繋がっているのよ…全てが
人からの配慮、思い遣り、それに思い遣りで返すには…同じ過ちを繰り返さないだけでは無く減らすこと、その配慮や思い遣りを贈ってくれた方へ思い遣りで返すこと、その方々を大事に想うこと、思い遣ること、それを欠かしてはいけないの
