第83章 剪定
あのマチの言葉にケイトが返した言の葉…
それは――
マチ『なにとってんのよ!』ぎんっ!!←記録中の白の国の人々(分霊)を睨視する
ケイト『大好き』ちゅっ←満面の笑みで嬉しそうに頬に口付けをする
ちゅっちゅっ←同様に2度程続けて連続で口付けをし
ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっちゅっ
マチ『何回やるんだい!!;』
ケイト『やだ!!
やめない!!一生する!!!』すりすり
ちゅっちゅっ×∞
マチ『!!?///;』
数時間程やった後…
その頃には…
裁判に参加していた30名…それ以外の方々も挙って、雁首揃えて来たようだった
ケイトを守る為に――
ケイト『ふぅー
満足!!
もっとやってもいい!?//』ふんすっ!キラキラ←希望に満ちた目
マチ『満足って言葉はどこへ行った!?;』
ケイト『遥か忘却の彼方です!!!』キラーン!!敬礼
マチ『アホかあ!!!;』バシコーン!!←頭を右手で叩く
キャッキャッ^^
満面の笑みで幸せそうに笑うケイトが、脳裏に浮かぶ…
本当に…幸せそうに――
それを見た僕も…やれやれ、と思わず零しながらも…
笑う外なかった――
幸せそうな姿にあてられてか…温かな、柔らかな日差しに包まれたかのような多幸感を感じ入っていた
似ている――――
何故か――そう、感じた
何に――?
決まっている
『太陽』に、だ
『太陽』が無くては、生きては行けない
それと同じように…欠かせない存在なのかもしれない
それはきっと、人によって、人に応じて、違ったものなのだろう…
だが…その点、僕等は決まっている
たとえ歪だと言われようと、揶揄されようとも…僕は、ケイトがいい
変わらず思う
どんな姿に生まれ変わろうとも…そう決めて、選ぶだろう……
君の隣に居ることを
どんな罪だろうが被ろう
たとえ君の身にならなくとも…
君はそれ以上に、自分を責め、悩み、皆にとって最善を望む人だから
それを決して…見逃したりなんかは、しない人だから……
「見ずに、見ようとさえせずに、知らなかった」で済まさない
『自らを助けてくれた人』から背も向けず、それを懸命に助けようとする人だから
「癌」の言動さえ、まともに出来ない馬鹿だから、「助けも見向きもしない癌」とは正反対だから