第83章 剪定
赤:0、緑:81、青:45
ケイトの青緑の中では、緑が一番強い…
つまり、『心』を意味する
『心』が一番強いことを――
『魂』の根幹にあるのが『心』
『魂』という存在が持つ『人格』…『心(こころ)』
〖霊体〗という今世に置ける人格が持つ〖心〗が、表層にある
その奥にあるのが、生きモノの根幹である『魂』
その更に奥にあるのが、魂の持つ『心』
その『心』とは…魂と霊体、幽体(魂と霊体が一体化している状態、生物及びあの世(幽界)で魂と霊体に分かたれるまでの間のみの状態)、『己の全ての根幹であり根っこ』
〖霊体〗とは『魂』を覆う形で人型になっており、死後体を離れた後は自由に姿形を変えられる(年齢も)
その外殻を覆うのが〖心(表出する感情)〗であり、外から刺激を受けることに伴い〖心〗を基にして〖人格(霊体)〗が形成されていく
そしてそれらは全て『魂』に還元され、『心』を成長させるきっかけとなる
『それ』が『神』に至るまで、それは続く――
『魂』とは『心』を覆う形で球状(基本)になっており、同じく自由に姿形を変えられる
『魂』の持つ『心』は、自らの在り方全ての根幹を司る為、一番最奥にある
と同時に――それは、最も成長し辛いことを意味する
自ら成長しようとしなければ、決して変わらぬことを意味するから―――
自らの在り方(起こした言動)と向き合い、悪い部分を見据え、背負おうとしない限り、成長は叶わない
背負っているかどうかは、人が決めることではない
神が決めること
本人にしかわからないから、神にしかその本心が見えないから
背負っているつもりでも出来ていない方がその実最も多い
その成長しない在り方で凝り固まったことにより、闇そのものと化したもの
その根幹こそが癌
人のせいにするのをやめなさい
『本意でなくとも背負う心、背負おうとする心』が大事
それが――繰り返さないこと、犠牲を減らすこと、すなわち『成長』へと繋がるから
癌とは――成長しない、反省しないゴミクズ
たとえ何を起こしたとしても、人のせいにして人に負わせるばかりで、自らのしたことであっても自ら背負おうとは決してしない
それが怨みを生み、争いを呼び、全てを腐らせ、蔓延させ、全てを滅ぼす根幹となる
全てを根腐れさせるという――根幹へと
それが――癌の犯した罪であり、所業
