第83章 剪定
「この異空間に入ったものは!どんな祝福も恩恵も魂の力もその全てを無効化させる!
ただし魔法を除いてな!!
神を呪い!全てを呪い!!全てを意のままに!!!
大災厄をもう一度!!!!
あの悲痛を世界全土にもう一度!!!
避難していたが、石板の前にある大岩によって作動せず、閉じ込められ…生涯出れず、地底に閉じ込められた
そこで発展するしか許されず、外にも出られないまま開拓は続き、世界を怨んだ
と同時に…全てを生み出し、実在化し続ける元凶にも――
始祖神よ――対価を払え!!!全ての力を俺に寄越せえええええ!!!!」
主犯の身勝手な願望により、全てが文字通り振り回されていた
しかも…自分がしたことなのに責任転嫁、全て人のせいにしてばかり
そればかりか…自分の都合で振り回した人に寄り添いも見向きもしない
うん…丸っきり癌だね、それも自覚型の;善人気取りの無自覚型ではないし、まだあれに比べればまともだが…まあ置いておこう;気にするだけ野暮だ;
空間移動こそ出来ないまでも全ての情報は入っていた
地底国テランの中でも数多の人達がいる
だが…その中で作られた過激派組織がそれだった
で、その主犯が…
テラン国王「ワシの弟だ!!」
『……え』
『えええええええええええええええ!!!!?』
テラン国王「王家の秘宝を持ち出しおって!!!
あの時確かに殺したはずだ!!!
生き残っているということは…その術式を使用したということ!!
術式を無効化する術式をな!!!」
ケイト「あ…あの男の人が使ったのはそれだったのか」
神職者の術式を破った光景が浮かぶ←4643,4644ページ参照
テラン国王「立てい!!ワシ直々に殺してやる!!!!(憤怒)
テラン国の恥さらしめがあああ!!!!!!!!!!」
ケイト「どうぞ」
すっ
『え!!?;』愕然←止めると思ってた人達
ケイト「いやだって…仕方ないじゃない。
元々が死刑ならもう;」
フィン「止めなくていいのかい?」
ケイト「そちらの国の領分だ。
何よりあいつは…罪を犯し過ぎている。
それも…また今後も繰り返す気でいる、処分しない理由が無い。同情の余地は一切ない。
やってることは無自覚型の癌と一緒…
それも無自覚型のがタチ悪いよ。してない人がしたことにして、自分だけ裁かれないようにするんだからさ」
