第82章 光芒(こうぼう)
フィン「そんなの…って」
絶句する中、君は答えた
真剣な表情で、眼差しで…
ケイト「大丈夫だ」微笑
フィン「!」
ケイト「すっ)←左手を差し伸ばす
たとえ…今は見つからなくても探し続ける
お前との未来を諦めたくないから
大事だから…皆と生きて行きたいから
だから…諦めない」
その真剣な言葉に…不意に胸に来て、僕の双眸に涙がよぎった
ケイト「……
(俯)
俺は…要らない
ずっとそう思っていた
皆さえ無事ならいいと…そう想うことで、俺の想いを割り切ろうとした
蓋をして、こんな想いがあっても困らせるだけだと断じて、勝手に決めようとした
でも…それだと、何も変わらない
それは…皆が望まない…そう、知った……
その時…俺も嬉しかったんだ(微笑)
……俺も。‥望んでないから」なで
涙を拭う
ケイト「だから…ありがとう
何がどう転んだって、現状は不可能なままだ
それは…変わらない…決して、変わることなんかない
それでも、諦めない
たとえ今は無理でも
残り348年の間に…いや、どれだけ短い年数だとしても、もし間に合わなかったとしても、諦めない
皆と生きる
お前と…他でもない、一番の人と、生きて行きたいから
何より俺が…お前がいいと、望んでいるから
俺はもう…俺の心にも、魂にも、嘘は付けない
俺(ケイトの魂)は…私(ケイト)は……お前が好きだ
どの世界に居ても、どんな姿で居ても、ありのままのお前が、好きなんだ//
世界中の誰よりも、何よりも、どんな存在よりも…愛おしくて堪らない//
だから……生きるよ…絶対に(ぽとっ涙)
捨てたりなんかはしない…この想いも、痛みも、命も……(ぐっ!)←胸に手を当てて強く握り締める
共に生きるという可能性も…道も……絶対に
たとえ――癌が産まれる世界であっても、あったとしても、お前がいい(お前が一番だから)」微笑
原初の神々『熱愛宣言んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!』
始祖神『クリティカああああああああああああああああああああああああああああああル!!!!!!!!!!!!!!!
きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!』右回転に飛び上がり回りまくる