第82章 光芒(こうぼう)
癌の世界であっても、もし仮になくなったとしても、どうなったとしても、
どんな世界にこれから変わっていくことになったとしても、一番はお前だ、お前がいい
お前と――一緒に生きて行きたい、どうなる(転ぶ)としても
そんな想いが…切に、伝わってきた
言っている意味が分かった途端…
ケイト「うわああああああああああああああああああっっっっっっ/////////////」
真っ赤になりながら…パンクしたのか、急に悶え出した
どうやらキャパオーバーなようで、頭を抱えながらその場にしゃがみ込み、布を被って顔を覆って、必死に真っ赤な顔を隠そうとするその必死さに…
僕は…身悶え所か、笑いが止まらなくなった
フィン「ぶふっ…
ぷっ
ふふっ
ふふふふっ///」腹抱え痙攣
ケイト「むっ!)//
笑うことないだろおおおおおおお!//」ぽかぽか
フィン「済まっ、済まない^^//」ぶふっ、ぴくぴく
軽く拳でぽかぽかしてくるそれを、手で軽く制する
こう言っては何だがくすぐったいだけだ…//
テロップ『完全に二人っきりの世界に突入しましたわあああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!////』ビデオカメラ片手キラキラ大興奮&目がハート+生き生き←知世降臨
ケイト&フィン『大道寺!!?;&知世ちゃん!!?;』ぎょっ!!;←小狼&桜、降臨
突如飛び出してきた魂というか、それに二人して姿に気を取られた
リヴェリア「結論だけ早く言わないか;」しかめっ面
額に手を当て、やれやれと嘆息を零す
そんなリヴェリアに後押しされるように…
真っ赤な顔で、ケイトが一言言い放った
ケイト「…////
お前と生きて行きたいから頑張る、どんな道であっても…//
必ず守る」真剣
フィン「アシタカ…」キューン
ケイト「サン…」
すっ
互いに手を取り合い、重ね合う中…
ケイト「はっ!!)
い、今は、そんなこと、言ってる場合じゃなくって//」あせあせ
フィン「はっ!!)あ、ああ…ごめん
つい…//」
ぱっ
手を離す中、ケイトが名残惜しそうに先程まで触れていた箇所を、自身の手を見つめていた
フィン「……‥僕もだ」
ケイト「へ?」
フィン「僕も…君が一番だ
一番好きなのは、君自身だ
どんな世界であっても、何であっても、この想いは変わらない」微笑
