第81章 結び
始祖神「え?え?;」
ケイト「遠慮なんてしたらぶっ飛ばすぞ」ぶすっ
ぶすっとした顔で、肘で小突く姿が浮かぶ
そのまま…
ケイト「さ、やってくれ…
覚悟なら出来てる」真剣
始祖神「…本当に…いいの?」
ケイト「当たり前だろ!?
でなきゃ来るか!!
俺のことはいいから…休んで?」微笑
始祖神「…(うるっ)
ごめんね…
ごめんね」
ケイト「謝ることなんてされてないって」
始祖神「…でも……
でも…怖いでしょう?
怯えが伝わってくるわよ?」
ケイト「1兆5000億年」
始祖神「?」
ケイト「ずっとずっと…耐えて、耐えて、耐え抜いて…俺達が生まれるまで、頑張ってくれたんだ
だから…今度は、俺が頑張る番なんだ
本当にきつい時ぐらい頼れ!!!
そもそもが…死期も近いのに遠慮してんじゃねえよ馬鹿野郎!!!!!(震え涙)
そっちの方が嫌だ…
時間がいずれにせよ少ないんなら…
元が同じ創世神の膜だってんなら!!
俺しか…出来ないんなら…迷う間なんて勿体ないだけだろ
自由になってよ…俺が居る間だけでも、お願いだからさ」ぽつり涙
始祖神「……
(くしゃり)
…ありがとう^^」涙
そうして…俺と交代してくれた
覚悟していた程ではなかった…
始祖神「最初からそうじゃなかったの
段々と欠片も動けなくなったの
ごめんね、増やしたばっかりに」ずううん
ケイト「ううん、お陰で俺が生まれることが出来た
だから謝ることじゃない
ありがとう…(微笑)
ちゃんと守るよ
その為に引き継ぐ
そう決めたんだ(微笑)
だから…
心配しないで
大丈夫だから^^」
神の力を使う必要もなく…自然と意思伝達が出来た
思うだけで、あの世では全て伝わるから
ぎゅうううううううううっ!!!!!
始祖神「寂しくないようにね
ごめんね、ありがとう!
ごめんね、ごめんねっ」
ケイト「気にすんなって
大丈夫だから…
ありがとう、心配してくれて
でも…ちゃんと、中に、居てくれるんだろ?
だから…大丈夫だよ
頑張れる!」
始祖神「ありがとう……本当に…
ありがとう」
ぎゅううっ
抱き締めて、微笑をたたえる
始祖神「絶対絶対支えてね!!
悪くないようにね!!」
動けない横で、何故か周囲に念押しし出した
なんで?;
その問いに、始祖神は答えた