第81章 結び
拘束官「そうか…」
『夢で見せてもらったのか』納得
ケイト「で…何人並んでるのか聞いてみたら
5007億人だと言われて…
秒で諦めた
「生者のみの列です」
ケイト「それ以外がまだあるのか!!?;」
すっごく驚いたのを…覚えてる
……
(きゅっ)←瞑目し、唇を嚙み締める
……‥自由が、無いんだね
ひとつでさえも!」目を開け歯噛みし遠くを見据える
書記官「力を使って魂を生み出し梱包する以外は、何も出来ない
定位置に縛られ、定位置から動けない、決して
へその緒に干渉できるのは…それを生み出し、支配する、『元創世神たる始祖神』のみ
神の力で生み出そうとした
それでも無理だった
写し身という全く同じ魂を人為的に神の力で作っても、耐えられないで破裂して消えてしまった
分体でも同じく耐えられない
自然に同じ魂が生まれるのを待つ外なかった
それ以外は全て…全く通用しなかった
どんな力を持ってしても、原初の神々界にいる魂皆で力を合わせたとしても…
それでも…元創世神たる始祖神の代わりは、誰にも務まらなかった
君を除いては……‥」
ケイト「………事情は分かった
繋げてくれ…
ここは、原初の神々界なんだろ?
なら…始祖神のいる場所にも、直結出来るはずだ」
書記官「え?」
ケイト「ごめん……行かせてくれ」
拘束官「実在化を使わないって意味は」
ケイト「わかるよ…
つまり…自分の勝手で、消すって意味だろ?
それを必ずしない、だから…これが目覚めた!」ごおっ!!
拳を握り締めるだけで…自然と、ローブから光が瞬き棚引いた
ケイト「頼む…
どうか――始祖神の本体の元に!!」
拘束官「おい待て!!」手を伸ばす
しゅんっ!!←瞬間移動
拘束官「行っちまったぞ…;」
書記官「あー…まあ創世神だし?」
拘束官「んなアバウトなこと言ってんじゃねえ!!;」
審査官「大丈夫だよ」
『?』
審査官「だって…
ほっとけないって顔してたから」
真偽官「なるほど、目標は始祖神助けね」
保定官「護衛も包囲網も全部擦り抜けてか;」
書記官「あー…なるほどね」
拘束官「闇を二度と世界全体に放つなって、寝る前に言い含めたが…
大丈夫だろうな?」
書記官「ま、信じて待とうよ…朗報を」
審査官「もし運ばれてきたら弁護しないとだね」
『ああ』頷