第81章 結び
拘束官「ま、いつでも頑張ってるの知ってるからよ
肩貸すぜ
ケイト「うん…(じわっ)
愛してる^^(涙目)
俺は…ここにいる皆が好きだよ
ずっと…ずっとね」涙ぽろっ
ガシッ←拘束官が頭を掴み
ぐわしぐわし←強引に力強く撫で回す
拘束官「俺達もだ…忘れんじゃねえぞ?
ケイト「うん!^^
いつも…近くに居てくれて、守ってくれて、ありがとうっ
少しでも応えられるように頑張
拘束官「頑張るな!
無理するな!
頑張り過ぎって言ったよな?」
保定官「ちゃんと…伝わってるからよ
そう気負うな」ぽんぽんっ
ケイト「うんっ!(涙)
愛してる^^」ぎゅうっ!!
『俺達もだ』
審査官「皆いるよ!」挙手
それから…魂を生み出す時の仕組みについて教わった
創世神の外殻、つまり膜
それは、元創世神たる始祖神が持っているそうだ
始祖神は魂を生み出す
手順
1.まず魂の元となる中核、『魂の内容物』を生み出す
2.それを創世神の膜で包み込むことで、『魂としての実在化』を齎す
3.その膜を完全に閉じて球体に固定化することで、『魂の完成』
余剰分が『光の線』として、常に魂が元創世神である始祖神と繋がった状態になる(へその緒)
光に類する力であることから、その魂へ『自浄作用』を齎す
それが『実在化』を維持、及び補強する作用となって、全ての魂や存在に齎す
癌にもなりにくくしているし、頑強にもしている
魂の外殻を成す膜、へその緒…どちらかが切れたら、内容物が弾け飛んで、魂そのものが消滅する
どちらも切れてはいけない、存在そのものが消えてしまうから…
物質でも世界でも同様で…他の神が生み出したものもまた同様に、膜を介して『実在化』することで成り立っている
つまり…
全てを実在化させているのは、『元創世神たる始祖神(原種の神)』であり……
それを引き継げるものは、1兆5000億年も現れることは無かった…
それが現われたのだから……ケイトのことが持ち切りの噂になるのは当然という
書記官「癌ってのはその膜を世界ごと蝕む害虫だからね
保定官「無意識にな
真偽官「存在してるだけで重い罪ね
書記官「ま、口が穢れるから置いておこう
審査官「さんせーい、気分悪いもん」挙手
拘束官「ま…お前が神に至った時に、全身に新たな膜が発現して纏わり付いたっつぅことは…創世神ってことだ」
