第81章 結び
書記官「ま、頑張って」
拘束官「頑張れ」ぽんっ
保定官「頑張れよ」
審査官「無理せずにね」
真偽官「ま、程々に」
拘束官「お前の肩に全部掛かってるぞ!」
ケイト「嫌だ!やりたくねえええええええええええええ!!!」
審査官「さり気なくプレッシャーかけないでって言えばいいのに…;」
書記官「言えないんだよねえ、事実だし^^;どっちにしろ変わんないから」
保定官「お気の毒にな;」
真偽官「当然ね選ばれて」にや
拘束官「惚れてるからって嬉しそーに」じと目
審査官「そうそう!
ねぇケイト、今から抱かせて
拘束官「シズクぅ!!させねえっつってんだろうがオラァ!!」
書記官「ま、ま、落ち着いて;」両手で制する
ケイト&拘束官『落ち着けるかああああああ!!!』
書記官「あら、意気投合しちゃってる;」
保定官「ま、無理もねーがな」
真偽官「ふっ、楽しみね
こちに来るのが」
審査官「うんうん!
沢山可愛がってあげよーね^^」
拘束官「性的なことは抜きでな!!」棘だらけ
審査官「もー、フィン細かい!!」
拘束官「細かくねーよ大穴だよ!!!」怒
書記官「ま、固いことかどうかは置いといて…
1兆5000億年という、始祖神誕生からの、ようやくの次世代誕生だから
しっかり覚えておいてね、肝に銘ずるように!」
ケイト「…はい…」遠い目
保定官「すっかり呆然自失だぞ;
書記官「まぁまぁ、置いといて
審査官「気後れしないようにね?
所で、その年内の平均って、生み出された魂の数いくらだったっけ?」
『さー?』
書記官「確か…
すっ←手を中空に翳す
えーっと、ぺらっ←中空を紙のように捲る
平均して年間368兆個だってさ」
『……いや…少なくない?』
ケイト「え?」
審査官「最近になってもっと増えてたよね?」
書記官「でもそんなものじゃなかった?」
拘束官「現場を見てねえから言えるんだよ
もっと多くに感じたぞ」
審査官「創世神の膜に包まれた状態で、他の始祖神とも一緒になって生んでたもんね」
拘束官「だから始祖神介して全部繋がってんだろ
創世神の膜ありきだし、魂って概念そのものが」
保定官「へその緒な」
審査官「実在化を司るって書き直せばいいのに」
拘束官「でも強ち間違いでもねえだろ
魂を生む専門ってのもな」
審査官「全てを繋ぎ、顯在化し、紡ぐ神…それが真の始祖神の証だからね」
