第81章 結び
それから数分も経たない内にそれらは済み…
時空神の力で、自然に目覚めるまで時空間ごと切り分けられ
実際に来てから…1時間も経ってない頃に起こされた
それから伝えられたのは…下記の内容
始祖神についてだった……
始祖神
1、実在化(決して切れない、優先順位として最上位、常に全てを結び生かしている)
2、自浄(実在化の力を衰えさせない為、だから常に実在化と共に世界全体に及んでいるし、闇を世界全体に及ぼすのは禁則事項となっている)
書記官「創世神の殻である上記2つの機能の、邪魔をしてはいけない
これは取り決めね
創世神の殻は、へその緒のようなもので、常に水の膜に纏われている
見た目は光なんだけどね
生み出された魂は、それに覆われている
神として目覚めた時、それを持って生まれること
それが…創世神の確たる証、要は次世代の始祖神ってこと
魂の位が神に至った時、膜が発現する…それが証
絶対に実在化を使わない
それが第一条件、それ以上はない
そのへその緒は異なるもので、今ある始祖神の膜の上に、ケイト自身の膜が纏わりついている感じ
独立してるんだよ
つまり、そのローブは…『実在化という力の結晶』であり、『創世神という魂の外殻』であり、『魂という概念の基盤』を成すもの…
えっと…難しい?;」
ケイト「ぷしゅー);」ぐるぐる
保定官「へその緒が全身に纏わり付いている感じな」
ケイト「気持ち悪っ!」真っ青身震い
書記官「(へその緒の)見た目で想像するのやめようか?グロいし^^;」
拘束官「水の膜だって言ってんだろうが…;」
書記官「それらを同一化させて、始祖神がしている実在化を、ケイトに移行する
これが引き継ぎ業務」
ケイト「出来なかったら?」
書記官「全消滅
たとえ残った原初の神々で行っても、肝心の自浄作用がなくなるから、てんてこ舞いになって、持っても数百年にも満たないって言われてる」
拘束官「300年…いや…200年持てばいい方だろ」
審査官「150年じゃない?」
真偽官「180年ね」
書記官「細かいことは置いといて
最重要案件だってことは、これで理解してもらえたと思う
くれぐれも、肝心な話をするけれど…自分を大事にね」
ケイト「…………」
『?』
ケイト「…一番苦手科目だああああああああああああ!!!」頭抱え天仰ぐ
