第14章 遠征
ケイト「でもまさか父親の暴力や当たりがきつい理由がそれだったとは…;
仕事での八つ当たりも込みだったことはわかってるけど;
ちゃんと理由ってあったんだねえ…」しみじみ溜息
フィン「そうだね…
僕は君の考え方に感銘を受けたわけだが、その君自身は無意識の内にフィアナに惹かれていた。
血は争えないとはよく言ったものだ^^」くすくす
ケイト「む…そりゃ確かに惹かれてたのは否定しないけどさ//」ごにょごにょ
フィン「君は紛れもなく小人族だ。
自信を持っていい。
アミッドも保証するぐらいだからね^^//」
ケイト「う…うん//」こく
抱き締め合った後、少しだけ距離を取って手を握り合う中
その馬車の扉が開かれて、リヴェリアが入ってきた。
リヴェリア「仲直りはできたか?」
ケイト「うん!
500発ぐらい殴ってすっきりした!」キラン←生き生きしてる
リヴェリア「500!?;
フィン…大丈夫なのか?;」心配げ
フィン「ああ。
寧ろ凝りも全て解れてすっきりしたぐらいだ(微笑&腕回す)
傷付けたくないと、無意識の内にマッサージの叩き方になっていたからね^^//」くす
リヴェリア「ほっ)…そうか。ならいい。そろそろ進むぞ」
フィン「ああ。指揮を執ってくれて助かった。ありがとう、リヴェリア」
リヴェリア「気にするな。
痴話喧嘩ということで通しておいたからな」ふっ
フィン「痴話喧嘩か…まあ確かにあながち間違いでもないかな^^;(苦笑)
それはそうとケイト、ここ(18階層)には何か感じないかい?
おかしな所は?」
ケイト「んー…嫌な感じはするんだけど、今の所はわかんない;」
フィン「そうか。
(完璧に塞がれたか?)なら次だ」
それから19階層に辿り着いた時…変化は訪れた。
ケイト「あれ?」
フィン「どうした?」
ケイト「いや…さっきまであった嫌な感じがない。
その上、何も変な感じがしない」
フィン「そうか。ならいい。
各自警戒は怠らず、このまま50階層まで行こう」
そうしてフィンの予想通り、50階層へ12時に着いた。