第81章 結び
ティオナ「うわあああ
そんな…
凄いことがあったんだね」しみじみ感嘆溜息
アイズ「うん…
(私には…無い」ぎゅうっ!!←自らの腕を掴む
廃棄神は怒りに狂った場合、苛烈になることが非常に多い
ので、普段ならブレーキ役は出来るが、ブチギレていた時は無理だと言う…;
無論、ケイト自身もまたブチギレたら暴走しやすい方なので、ブレーキ役を努められる人の方が有難いのだとかなんだとか……;
ケイト「…!」ピクッ
何かに反応した…
気がした
それだけで、寝ようという流れになった
重婚者との結婚式、重婚式は朝早くに行われる
執り行われる時刻は朝8時だ
女をとっかえひっかえしていると悪評を立てようとされていたが、根っこからぶっ潰した
ケイト「俺は皆を愛しているし、共に生きて行く気でいる
俺の出した無理難題を…同じ5000年もの時を越えてでも、愛そうとしてくれたから……
俺は…その想いに応えたい…し、皆を愛したい
でも…1番は……きっと(フィンを見やる)
変わらない//」目を細め微笑する
リヴェリア「当の昔から知っている…
そんなことはな(ふっ)
それでも…愛したいんだ」
ケイト「俺もだ」
リヴェリア「ダメか…?」
ケイト「いいや…
ダメじゃないよ(微笑)
ありがとう…愛してくれて……
俺も…愛している^^//」
最後に…そんな会話がされた
午後9時半頃だったろうか…
そして同様に雑談した後に10時半を過ぎた頃、ようやく眠りについた
のを皮切りに…ケイトが動き出した
静かに立ち、真っ直ぐに前を睨視して…
そのまま……
ある場所まで移動して、降り立った
フィン「どこへ行く気だい?」
ケイト「!!」瞠目し振り返る
フィン「こんな夜遅くに…それも、一人きりで」
蒼穹(そうきゅう)の丘――
そう古代から呼ばれる場所で、晴れ渡った青空に包まれる丘であることから付けられた名だ
暗く闇が辺りが立ち込める中…神器の槍を片手に持った上で尋ねた
フィン「僕がいたら迷惑かい?」
ケイト「そんなことは無い」
フィン「そうか^^
じゃあ遠慮なくいさせてもらうよ」
心からの笑みではないことは、ケイトは既に気付いているはずだ
それでも待つよ――話してくれるまで
そう思った矢先だった…更なる暗闇が訪れたのは