第81章 結び
部屋に入ることも叶わず隙間風がびゅうびゅう吹き荒れる廊下で縛られ逆さに吊るされたままのアーニャを不憫に思ってか…;
ケイトが毛布を掛けようとしたが邪魔され、
温水の水布団にされて、そのまま強制的に眠らされていた
何でか、よしっ!!と重婚者達の心の声が聞こえてきた
まあそんなことは置いといて
テロップ『置いておいていいのか』
も置いといて
問題なのは……誰が隣で寝るかだ!!!!!!!!(ぎんっ!!)←瞳発光
脈動を発動しても、瞳孔のみの発光だけで済むようになった←4503ページ参照
力が完全に馴染んだと、
それ故に変化点が少なくなったのだと、滅神達から教えられた
いつかは素のままで自然と発動できるようになるだろう
何も変わらぬままに…ケイトの場合は役割が役割だからか、重要だからか、目立つままだが……;
マント(消えない)とか、ブレスレット(ジ・オール、フルバースト、同じく消えない;)とか…
それは皆お揃いになっている
何故か重婚者以外の皆は使えず仕舞いだ
後に『幻の御業』とも呼ばれるそうだが…これは割愛する
アーニャ「にゅふふふふ、となりはミャーのものニャあああ」むにゃむにゃ
夢の中ですっかり隣で寝ている気のようだが…
現実ではそうはいかない!!(ぎんっ!!)←再び全員睨視&瞳発光
問屋は下ろさない!下ろさせはしない!!
誰だ…誰が隣で寝る?
アル「まんま~」
ディ「まんまんまんまんま」
ケイト「よしよしよぉし^^」なでなでなでなで
あやし上手…
既に熟睡モードだ;
精霊王もそれに準じてか隣で寝出し
『・・』ぎんっ!!
どかばきどこ
ぽーい
精霊王「………」
簀巻きにして廊下にポイ捨てした
精霊王「?
?
??!!;
何故じゃあああああああ!!!!;」
バタン←扉閉じる
後になってから慟哭が響いたが…
もう遅い!!
ケイトはもうすっかり熟睡し切っている!!!
このチャンスを逃す手は無い!!!
テロップ『盛り上がってまいりました!!!!』
どこへ向かっていってるの!!?;
と起きてたならケイトが騒ぎ出しそうだが…
熟睡し切っている今!気にする必要等一切ない!!皆無!!
『うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!』合戦開始!!!!
作者(傍観者)『………
いや、起きろよ!』