第81章 結び
フィン「辛かったね…ごめんね
君の一番辛い時に、傍に居れなくて」
ふるふるふるふる!!!!
ケイト「お前らが幸せでない方がヤダ!!
いやだああああああああーーーーーーーー!!!!」
フィン「ああ――僕もだよ
でもね―それでも、君に幸せでいて欲しいんだよ」
ケイト「好き…
好きだよ―
ごめん――
ごめん!(ぐしっ!)←胸に顔を押し付ける
そんなに気を、遣わせる気なんて
フィン「わかってる!
わかってるから…」
『………』
ケイト「…何?ひっく」パチクリ
フィン「……負い目なんて、感じなくていいんだよ」
ケイト「え」瞠目愕然
フィン「ずっと隣に居たい、それが変わることはないんだからね?」微笑
ケイト「…っ
うんっ」
フィン「大丈夫
これから埋めていったらいい
その傷も、これまでの想いも
いっぱい――
その為の、家族だろう?」微笑
ケイト「あのね、こっちも、ね」顔を上げてしゃっくり震え声
フィン「ああ、ちゃんと言うよ?(頭なでなで)
だから――だから―――大丈夫だ
大丈夫だなんて、無理に言い聞かせなくていいんだ
ちゃんとぶつけて、いいんだよ
負担になるかもだなんて、そんな寂しいことは、思わないでくれ
家族の僕らにはね?
遠慮はなしで行こう(ぽんっ!)←肩を軽く叩く
いいね?」
ケイト「…
うんっ
ひっく
えっ」ぼろぼろ号泣
リヴェリア「全く…(苦笑嘆息)
溜め込み癖も、程々にしてもらいたいものだ」慈しむように微笑
ガレス「じゃがの…」
『?』
ガレス「言葉にするのが下手だから…いいのではないか?
もしうまければ…
ペラペラ身も蓋も無く全て明け透けに言えたなら…どう思う?」
『うーん…
(ちらっ)
(こっくり)
ケイトじゃない!』きっぱり←異口同音
ガレス「じゃろう?」にやり←したり顔
ロキ「なるほどな!」にやり
リヴェリア「下手だからこそ、抱え込み勝ちになった
だからこそ…今のあいつがいる
私が…私達が惚れた、あいつが」微笑
ガレス「そういうことじゃ!がっはっはっ^^」
ケイト「言葉にするの…下手だから……
伝えるよりも、引っ付く方が嬉しくて、ストレス発散で
うっとおしく感じさせるかも…ごめんね」しゅん
フィン「寧ろご褒美だよそれは^^」くす
ケイト「好きいいいいい!」ぎゅう!