第3章 家族として
ティオネ「精神枯渇(マインド・ゼロ)…」
アイズ「…気絶してる」
フィン「ははっ…こりゃ大変だ。
魔石とドロップアイテムを拾うのがきつくなった」
ティオナ「すっごぉい…」
レフィーヤ「綺麗…//」キラキラ
リヴェリア「確かに…これは神の御業に匹敵するな」微笑
ベート「はっ…やりやがった」にや
ガレス「がっはっはっ!やりおるわヒューマンめ!^^」
ロキ「はははっ…報告どないしよ;」汗
白い光が街を覆って現象を起こした後、僕らは苦笑する外なかった。
未だ白い光の粒子が降り注ぐ中、それに触れると温かさを感じた。
その後、ケイトは一週間眠り続けた。
その幻想的な現象は後に「奇跡の光」と呼ばれ
ケイトを「1つの街を100人ごと救い街まで復元した英雄」と呼ばせた。
が、未だ街の人達からは嫌われているようだ。
おそらく、街の人達はケイトの持つ得体の知れない力に恐怖を抱き、当たり散らしていたのだろう。
決してやり返そうとしない態度に助長して…
その姿勢を取られてもなお、考えを改めようともせずに。
礼を言ってきた人にケイトがしたことを説明すると口をつぐみ、面白くなさそうな顔をした。
複雑な心境なのだろう。
化け物と罵り続けてきた相手に助けられたことが。
今回のことで考えを改めてくれればとも思う。
僕の後ろでベートが捲し立てていたが、それは置いておこう。
言いたくなる気持ちもわからないでもない(肩すくめ&溜息)
それから1日かけて皆が残った魔石やドロップアイテムの回収に勤しむ中、僕は報告書を書き連ねていた。
ちなみにロキも皆を手伝っていて、夜にケイトのステイタスを更新させていた。
『ケイト・グレイロアは僕達と一緒にホームから出立した。
3日かけて着いてからすぐ、腕試しも兼ねて彼女に魔法を行使するよう命じた。
有効範囲は街全体、力加減は全力で。
魔法の実力も知らず出自がここであったからこそ、最初の攻撃を許可した。
その結果、クリエイトで生み出した光魔法を行使したことでモンスターは階層主ごと全滅。
魔石とドロップアイテムのみ残した。
その光を受けた人は魂がまだ宿っている者だけ蘇生され、全ての人が全快状態になり、建物もまた全て壊される前の状態に戻った』
そう書いた報告書を伝書鳩でギルドに送った。