第80章 願い
ロキに極刑としてマッサージ地獄を味合わせ堪能させていた…最早刑罰ではない、リヴェリア談
この想いとは…『消えて欲しくない』という『想い(願い)』
いくらその一心で教えた所で、必ずしも通じるとは限られない
「コントロールしたいだけだ」等と、その『想い』を「歪められる」ことの方が多い
逆に「それ」が、「自身の癌化を加速させている」と『指摘』した所で…
『なんとか消えないように伝えたり教えた』所で…
「脅されている」、と「歪められる」
どれだけの『想い』を持って何をした所で、「癌」には決して通じない、「癌になるもの」にも
「歪められる」だけ
どんな想いを持っていた所で、「全て蔑ろにされる」のが「落ち」だ
だから決めたんだろう…
決めようとしたんだろう……
だが…それは…リヴェリアの言うように、通じているものの想いを無視する行為だ
そこを、ケイトはちゃんと向き合って、理解して、受け止めてくれた
癌には出来ないことを、きちんとしていた
だからこそ…癌化から遠ざかることが出来るし、染色を寄せ付けないことにも繋がるんだろう
と…僕は思う
だから信じられる
ありがとう…――
そう微笑み掛けて、僕等に向けて言ってくれた
ちゃんと見てくれているのが、わかった
ティオナ「今度は…見失わないでね?」微笑
ケイト「ああ」微笑頷
フィン「ケイト…」
ケイト「?…←真っ直ぐに目を向ける
……何?」きょとん
フィン「……僕達だけじゃない…
ファイも、皆も…沢山、助けられているよ?
君の想いに…
そして…君が行く先々で…後始末で、皺寄せで、苦しむ人が出ないよう立ち回っていたことも、僕はしっかり見て来た
言わば僕等は生き証人だ
それをどうか、忘れないで欲しい…
僕等が…君の隣に居ること――それを選び、望んだ意味を」微笑
ケイト「!!」瞠目
フィン「僕は…今も、誇りに思っているよ?(微笑)
君の隣に…今も、昔も…居られることを…誰よりもね?^^」
ケイト「じわっ)
…(震)
(ぽろっ)
ああ――俺もだ(微笑)
ずっと…ずっと………誇りに思うよ(ぎゅうっ!)←抱き締める
お前達のことも、皆…全部、全部っ…大事だし、大好きだよ……っ(涙震え)
愛している」鼻水啜る
フィン「ああ――僕等もだ」微笑し抱き返し頭撫でる