第80章 願い
力とは…振るうものではない
魂を持って動かすものだ
想いを重ね合わせて、一つにして放つものだ
ロキ「ケイたん機嫌なおしてや~;」ジョッキ片手にケイト見やる
ケイト「ふんっ!!」ふいっ!!
ロキ「済まんかったって~;」両手合わせ頭下げる
ケイト「ふふんのふん!!」ふふいのふいっ!!♪
ロキ「許してやああ~;」
ケイト「二つ名変えてらっしゃい」
ロキ「いや、それだけはあかん!」NO!と掌差し出す
ケイト「じゃあダメ」きっぱり
ロキ「ぬがああああああああっ!!;」自身の頭を両手で掻き回す
フィン「まあまあ…^^;」
リヴェリア「しかしどう収拾を付けるんだ…?;」
ガレス「皆目見当つかんのお」
フレイヤ「どうだっていいじゃない^^
ふふふっ//♪」微笑←心底楽しそう
アル「…むにゅ…すー」うと…かくんっ、こてん
ディ「すー、すぴー♪」すよすよ
机に突っ伏して寝出すアルとディを水布団と水毛布、雲クッションで包んで寝かし付けた
すっかり熟睡モードに突入したようだ…
だが……
ロキ「【神王(しんおう)】の二つ名は絶対譲れんでええええ!!」
ケイト「マシなの無いの?」じと目
ロキ「そうやなあ…
大負けに負けて!!!
【神未来(ゴッドヒューチャー)】やあああああああああああ!!!!」
ケイト「もっとない」くぴくぴ←毅然と果実水を飲み出す
ロキ「だったら言いなや!!;」ビシッ!!←左手でツッコミ入れる
ケイト「まあ…もっと酷いのよりはマシ、か」嘆息
ロキ「お!?
ついに認めたか!!?
神々の王――【神王(しんおう)】やと!!!//」キラン!!ジョッキを掲げ叫ぶ
ケイト「いや…認める気は無い(真剣&遠くを睨視)
それでも…変わらない
俺(異世界の数多の人格=魂)が俺であることも、私(今世での人格=ケイト)が私であることも…何も……
一つも変わらないよ……‥
少しでも、恥じないようにあるだけだ…
ずっと辛い想いや虐げを受けてきた…
それと同じことをしない、同じ想いをさせる人にはならない……
やるべきことも、やることも…何も変わらないよ
変えられるものか……この道だけは」瞳発光
剪定者としての人格が目覚めてから…
はっきりと撥ね除けることが出来るようになった
それはいい
いいんだが…心強いんだが……
恐い