第14章 遠征
ケイト「…(私、どうしたらいいんだろう?;」←上機嫌かつ幸せそうなアイズに何も言えない人
フィン「済まないがそろそろ戻ってきてくれないかな?」
アイズ「はっ!)ごめん、フィン」ぎゅうう&ぐいぐい
ケイト「引きずられてる!;引きずられてるうう;」
ぎゃーぎゃー!!
ベル(アイズさん…とても生き生きしてたなあ//)ぽー←アイズの満面の笑みに見惚れていた人
それから後、フィンの号令と共に周りの人には見えない馬車に乗って進んでいくことになった。
たくさんの人が集まっていて、結構苦労したそうだけど予定通り素早く進んでいった。
ケイト「一応魔石用とドロップアイテム用とで空間収納カバン分けとこうか?」
ラウル「できればお願いします」
ケイト「了解。コピーして生み出すだけだから楽だよ。
でも同じ空間でもやっぱり体内に結界作るのってきついんだよねえ。
半分は失敗した。魔石を覆う空間結界を作り出すのって中々に難しくて^^;
どんなモンスター相手でもできるようになるまで3日かかった」俯&溜息
『十分早いよ…;』
ケイト「でもお陰で」
「モンスターパレードだあ!」
「逃げろおおお!!」
悲鳴が聞こえてきた瞬間、ケイトが動いた。
ケイト「ほい!」すいっ
ぼぼぼぼぼぉんっ!!!
中指と人差し指を立てた状態で右手を振ると同時に、モンスター達は四散した。
そして光を集めると共に、大多数の魔石が手の中に張られた結界の中にあった。
その中には、未だ馬車の中であるにも関わらずドロップアイテムも含まれていた。
「見間違いかよ!;」
「やめろよ!縁起でもねえ!;」
「いや…確かにいたんだけどなあ?;」???
「寝ぼけんなよなー;」ばしぃっ!←背を叩いてる
ケイト「よし、魔石回収完了!」ぐっ
フィン「何をやったのか教えてもらっていいかな?^^」がしっ!&ずいっ
ケイト「えっと…なんか黒いよ?;」たじっ
フィン「お・し・え・て・もらえるかな?」
ケイト「は、はい…;
例の魔石のみを囲うあれだよ。魔石と切り離された時点で灰になるから」
その言葉に、僕らは揃って項垂れた。
数からして50は下らなかったからだ。
魔石の数からして、同時展開速度は50を超えていると容易に想像できたのもある。