第80章 願い
カレン「しかし…驚きました」
ケイト「え?」きょとん
カレン「こんなに…立派な冒険者だとは、当時は思わなかったので」微笑くすり
ケイト「いや…そんな程ではないよ」後ろ頭掻く
あなた「いや、お前が言ったらシャレにならない」
エマ「そんなに謙遜しなくても…
いえ、それよりもサイン?
それともお土産?」
カレン「浮かれ過ぎです…全く」困り顔嘆息
あなた「オラリオの外に領地を持つ貴族のお嬢様だったんだよ、彼女」
ケイト「へぇ~
ああ!そう言えば助けた時は背を向けたまま立ち去って行ったけれど…
ヴェルフィンお父さんが貴族に全て売りつけて来たって言ってたっけ」
カレン「はい!それが私の父です!」ぱあっ!!
ケイト「そうだったのか…
(ヴェルフィンお父さんしか会ってないって言う訳にはいかなさそうだな;
黙っとこう)
でも…強くなったんだな」
カレン「見てわかるんですか?」
ケイト「微笑頷)ああ…
比べ物にならない程に強くなった
あの時のような可憐な姫様では無いね^^」
カレン「はい!自分の身は、自分で守れます」微笑
ケイト「そっか!^^
頑張ったな!^^」なでなで←頭を撫でる
カレン「^^//」ふふっ←心底嬉しそう
あなた「あの~完全に二人っきりの空気の所悪いんだけれども」挙手
ケイト「あ、ごめん
どしたの?」
あなた「エマが人混みに飲まれていった、しかも迷子になっちゃいそう」
ケイト「え!?;
(発動」ぽおっ!!←瞳が光る
『!!』瞠目
ケイト「よっと」光で持ち上げる
エマ「きゃあっ!!
あ…え?;」あわあわおろおろ
ケイト「んっと…迷子になってたらしいから持ち上げた、済まない
よっと」下ろす
エマ「あ、いえ…ありがとうございます!」ぺこぺこ
ケイト「そっちは3人で観光中?」
あなた「いや…4人で来てたんだけど」
ケイト「けど?」
あなた「それも迷子中…;」
ケイト「マジか;」
カレン「冒険者養成専門学舎に用があって来ました←3812ページ参照
ですがこの調子だと…先が思いやられます;」嘆息
エマ「ご、ごめんね…
しっかりするから!;
(団長として頑張らないと!!」ふんすっ!!
ケイト「Lv.10になるまで面倒見てもらいたい?
便宜計らおうか?」
カレン「いえ、そうではなく…修業です!」キラン!